こつなぎの写真ノート

身近な自然の彩りを楽しみながら

爽やかな朝、青空とひつじ雲

2016-09-30 | 朝景

今朝は、青空とひつじ雲とのコントラストが美しかった。日の出の時刻をしばらく過ぎた頃に、光芒が上空を覆っていたひつじ雲(高積雲)の雲間から市街地に降り注いだ

市内を流れる渡良瀬川(わたらせ)の河川敷にて。


北方向、市街地とそれを囲む山々(標高 200-1000 m)。河川敷では、開放感のある眺めが楽しめる。広角画像(17-25 mm)。

青空と高積雲との組み合わせは、秋ならでの風物詩である。ビルは公立病院、市民ホールなど。

北西方向での彩り。

西方向。このスポットで、赤城山が凛として朝日を浴びている姿を眺めたかった。

 

今日は長月の最終日、私達は秋の風物詩に心を動かされた。しかし、高積雲(高度 2000-7000 m)は前線や低気圧が近づいているときに現れる。この後、市街地の上空は厚い雲で覆われた。


9月30日、午前6-7時頃、群馬県桐生市。

 


秋の気配を感じさせるカエデ、桐生川にて

2016-09-22 | 桐生川・紅葉{桐生川)

当地では、昨夕の気温が19℃であった。先週後半からの急激な気温変化に、先日まで熱中症注意予防情報や危険情報に右往左往してきた身としては、半ば唖然としたくなる。

このカエデでは秋の色づきが始まっている。

曇り(小雨)であったために、午後4時半頃になると周辺は暗くなり始めた。しかし、カエデの色づきは、その場を通る人にとって自然と目に触れるほどであった。

 この大樹は、桐生川沿いで目立つ存在である。


野暮なことを言うならば、葉の色づきは夏の疲れによるものである。このカエデにとって、今夏の酷暑はかなりきついものであったに違いない。当地では週末を再び気温が高くなるとの予報が出されている。これから、このカエデの紅葉はどのように進むのであろうか。

22、23日午後4時半頃、桐生川上流(群馬県桐生市梅田地区)、曇り(小雨)、ホワイトバランス オート


雨の日のダム湖、桐生川にて

2016-09-20 | 桐生川ダム湖

台風16号の接近によって、当地でも大雨警報が出されている。そして、ダム湖を囲む山々からは霧が立ちのぼっている


 

ここでは、しばしば霧がダムの堤に向かって流れる。

 


ダム湖は先日まで満水状態であったが、このときは水位が下がっていた。台風による上流での降雨に備えてであろう。


堤を越えて、霧は下流へと流れる。


霧の流れが変化する。


堤の高さは61 mであり、長さは265 mである。


市街地(下流)方向での霧。


市街地近くの山で立ちのぼる霧(自宅付近)。桐生川に濁流が流れることは少ない

 

かつて、台風が通過したとき、桐生川の水量は河川敷が見えなくなる位まで急激に増加したことがある。現在、上流での貯水によって水量はコントロールされているが、ときには放流を知らせるサイレンの音が鳴り響く。


撮影、9月18、19日、午後5時頃、群馬県桐生市にて。


秋の花、ホトトギス

2016-09-12 | 

雨が止むと、ホトトギス(ヤマジノホトトギス)の花が一斉に咲き始めた。ところで、ホトトギス属の分布は東アジアに限られている。そして、19種のホトトギス属のうち、10種類は日本固有種とのことである(国立科学博物館ホームページから)。


5年前に植えた一株が少しは野趣の雰囲気を醸し出すまで増えた。

 

花が終わったときの形もユニークである。

 

 花と蕾、朝日を浴びているときに。


この時季、花はマルハナバチにとって魅力的存在であろう。どこからともなく、マルハナバチのみが飛来して吸蜜する。このとき、雄しべの花粉がハチにつく。

 

これから開こうとしているものの方が蜜が新鮮なのであろうか。

 

ホトトギスにはユテンソウと別名があるとのこと。葉に油がしみたような斑点があるからである(花の大歳時記、池田書店、1990年)。このこともホトトギスとの名の由来(花の斑点がホトトギスの胸毛の模様に似ている)と同様に興味深い。

 


昨日の夕景、光芒が街に降り注ぐ

2016-09-05 | 夕景

相変わず、夕刻になると雲が多くなる日が続いている。そして、日の入りの時刻が近づくと、夕日による光芒が現れる。昨夕は、雲間からの光芒が市街地に降リ注いだ。9月4日午後5時半から6時半。群馬県桐生市菱町にて(標高 300 m)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昨日の日の入り時刻は午後6時10分(群馬県)であった。今月下旬には夕日が浅間山の背後に沈む。昨日、浅間山は雲に隠れていたが、これからは浅間山そして八ヶ岳連峰がはっきりと見えるチャンスが増える。