義父の症状

8月に世田谷の病院で検査を受け、
医者に胃炎だと言われたそうです。
家に連れて来ましたが、足が殆んど動きませんし、
食べ物も殆んど食べませんでした。

『身体を動かさないから硬くなっているんだからリハビリをしないと』と妻。
出来るだけ座らせっぱなしにしないで、
椅子から立ち上がる、又足踏みから始めさせました。
正月を迎える頃には、
何とか少し杖を突きながらでも動ける状態になりました。

お節のエビが好きで毎日これだけは食べました。
『この家に居ても、僕、何も出来ないけど良いの？』と義父。
『ポ～の散歩やチャオやクッキ～の遊び相手になって貰えると助かるけど、それなら出来るでしょ？』と僕。
『僕は動物が好きだから、それなら大丈夫、出来るから任せて！』と顔がほころぶ義父。

去年の1月4日だったと思います、『モ～ニング、行きます？』と僕。
『うん、行く』と義父。
杖を突きながら一人で歩いて車に乗り込みました、リハビリの成果です！
沼津ICのココスに出掛け二人でモ～ニングを頼み、
トーストを半分残しただけで他は全部平らげました。
『トースト半分、食べて貰える？』と義父。
『良いですか？』と言いながら食べる僕。
『飲み物は？』と聞きましたら、
『アイス・コーヒー』氷を入れずに持って行きましたら、
変な顔をします『あ、ガムシロップとミルクを入れなかった！』と僕。
自分が入れないので気が付きませんでした・・・

義父はこの時が1番食欲が有り、
今までの事が嘘の様に元気で回復に向かうものと思っていました。
次の日も誘いましたが、断られました・・・
義父と2人だけで食事をしたのは、これが最初で最後でした。


チャオに遊んで欲しいクッキ～・フェレット、
チョッカイを出しますが、チャオが逃げ回っていました。