各階にボーイの責任者のボーイ長、
カウンター責任者のカウンター長、
全体のボーイ長、カウンター長がいました。
全体のボーイ長、カウンター長は、
殆ど仕事をしないで、黒の革靴を更に光るように磨いていました。
彼らの仕事は、自分の靴磨きでした。
柔らかい布に少量の水を付け、
ゆっくりと丁寧にエナメルの様に光るように磨いていました。
ボーイ長、カウンター長の1番偉いのは、カウンター長でした。
この一番偉いカウンター長は、仕事に厳しく怖い存在だと教えられました。
ボーイ長と呼ばれる人達は、
トレー(お盆)の上に冷タン(冷水を入れたタンブラー)を3段位積み上げて、
ユラユラと揺らしながら歩きます、さすがプロです。
多分、100個位の冷タンが載せられていたと思います。
カウンター長の仕事は、観る事がありませんでした。
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