コタラの社長日記

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5月5日は、こどもの日

2006-05-05 12:19:24 | Weblog
今日は子供の日です。
僕に取って1番思い出に残っているのは、
昭和30年のこの日です。
『今日は子供の日だから、映画を見に連れて行って上げる、但し遣りかけの仕事を終えてだから、午後になるよ』と母に言われました。

この日、近所の子供達は、
「ゴジラ」を観に行くと聴いていましたので、母に言って有りました。
僕からこの言葉を聴いたので、時間を遣り繰りしてくれたのだと思います。

僕は母と2人で暮していました。
母は朝から晩まで、寝る間も惜しんで働いていました。

映画を観に連れて行ってくれると云う言葉は、
母にすれば清水の舞台から飛び降りる気持ちだったと思いますし、
僕にすれば、思いも掛けない言葉で天にも昇る言葉です。

当時の娯楽は映画でした。
電車に乗り映画を観に行くのは、年に何回も有りません。
1番の晴れ着を着せて貰ったと思います、母は着物姿でした。

映画館の三島の銀座劇場には、
途中から入りましたので、超満員で立ち見でした。
小学生の低学年の僕には画面が良く見えません。

当時三島の映画館は、2~3本立てが普通でしたので、
幕間に人の入れ替えが有り、席を確保するのが普通でした。

ゴジラとアンギラスの戦いでゴジラが勝利し、
最後はゴジラが海に帰って行く、
後姿の寂しさなどが今も鮮明に残っています。

さて娘には、
どのような子供の日が思い出になっているのでしょう?