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寺院右0462 大方丈の唐門 妙心寺内

2018年05月02日 16時03分45秒 | 寺院

正面は大方丈の唐門で、勅使参向、住持入山の時のみ開かれる。

平常は向かって左の門を玄関通用門とする。承応3年(1654)の改造である。

大方丈(重文・江戸時代)桁行29.5m、梁間21.7m、単層、入母屋造り、檜皮葺の大建築で、寝堂と同じく承応2年(1653)の建立。

内部は6室に分かれ、中央前面を室中、奥を仏間とし、中央檀上には本尊阿弥陀三尊像(鎌倉時代)を安置する。表側3室の襖絵(76面)は狩野探幽筆、裏側3室の襖絵(52面)は狩野洞雲(益信)の筆になる。「四季山水」や「花鳥山水」、「獅子」「竹虎」を主とした水墨山水画が描かれている。

大方丈南面 縁はしわゆる鶯張りといわれるもの、入口にかかる「方丈」の額は明の張即之の筆に、縁に面する壁上には3500ケ寺の末寺を、各等級に分類して掲げてある。

方丈前庭 数株の松の外は、ただ白砂と緑苔のみで、禅院特有の簡素美の庭である。ただしこのことがかえって塀越しに諸堂や樹木の景観をひきたてている。

 

 

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