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西運寺  狸寺といわれている   浄土宗

2015年10月26日 11時14分00秒 | 寺院

浄土宗

 

 

 

長元年(1596)、雲海岸誉上人が向島の地に創建した浄土宗の寺で、松風山と号する。

当寺は「狸寺」と呼ばれている。幕末の頃、裏山の指月の森に1頭の雌狸がいて、

つねにいたずらをして付近の人々を困らせていたが、

時の住職冠道和尚かこれを手なずけて八公と愛称した。

八公は和尚が手を叩くと裏山から姿をあらわし、和尚から食物を与えられた。

動物園のなかった時代大変珍重され、見物人が多かった。

付近に住まいしていた陶工高橋道八(2代目)は陶製の狸像を作って門前に安置したので、

「狸寺」と呼ばれるようになった。

因みに八公は鳥羽伏見の戦により、行方不明になったと伝わる。

先代の寛順和尚がタヌキの置物の収集を始め、

当代の小坂井良住職も父親の遺志を継いでタヌキ・コレクションに力を注いでいる

 

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