☆ こにゃんこのケセラセラな毎日 ☆

人生なんてケセラセラ
♪なるようになるさ 先のことなど分からない♪

しばらく離れてみぃひん?

2007年12月21日 | 子育て思い出話*-* コナン編 *-*
そんなこんなの毎日で、ワタクシは心の余裕をなくしていました。
いつ頃からか、コナンを何度も叩くようになりました。

ワタクシは、自分が親や先生に叩かれて育ったので、「叩いて育てる」ことに抵抗がないんですが、
何を言っても「いやや」、そしてすぐにギャーとなるコナンへの叩き方は段々ひどくなっていきました。

世間で言う「虐待」がどの程度のものか分かりませんが、もしかすると
虐待まがい、というところまでいっていたのかもしれません。
毎回、叩いていたわけではありません。
やっぱり、煮詰まって心に余裕のない時に、です。

自分の感情がコントロールできない
ほとほと疲れ果てたワタクシはコナンとの不毛なやりとりを繰り返す中で
心の中で叫んでいました。

神様 ワタクシにはこの子を育てていくのは、もう無理です

「誰か、役所の人がやってきて、『あなたにこの子たちを育てる能力はありません』
って、言いにきてくれへんかな?」
そんなことを思うようにもなってきました。

ラクになりたい・・・
そう思うことも多かったのです。

一人になってリフレッシュしたくても、当時は、まだ、ワタクシの子育てがしっかりしてないから、
と思っていた義母に、コナンを預けることはとても出来ませんでした。

実家は遠かったということもあるけれど、しょっちゅう を架けてきては、
「アンタ、頑張りなさいよ 母親次第でコナンくんは良くも悪くもなるのよ」
という母に、これまたコナンを預けることは出来なかったかもしれません。

ワタクシの中に
「このまま、一緒にいては良くない 離れて一度リフレッシュしたい
という想いはどんどん膨らんでいきました。


あれは、食事中だったのか、食後だったのか???
テーブルの上にコナンの食器が置いてあったのは記憶しています。
ジナンは寝ていました
ワタクシは、たしか洗濯物を干していたと思います。
座っているコナンにワタクシ、切り出したのです。
「コナン。しばらくお母さんと離れて暮らしてみぃひん?
コナン、きょとんとしています。そして『おばあちゃんとこに行くの?』と聞いてきました。
「アホやなぁ。おばあちゃんとこに行ったら、コトが大事になるやん。
それは困るねん。
・・・・・どこかにそういう施設があると思うねん。
コナン、いっつもお母さんと ギャーギャーのやりとりになってしんどいやろ?
だから、しばらく離れてみて、お互い頭を冷やして来ぃひんか?」
コナンにどこまで通じたのか分かりません
『ジナンくんはどこで過ごすの?』
「ジナンはなぁ、まだ赤ちゃんでミルクもいるから、お母さんと暮らすことになるやろなぁ。
第一、ジナンはお母さんとギャーギャーのやりとりにはならへんから
お互いしんどいって思うことないもんな~」
ワタクシは、コナンが「うん」「いやや」のどちらかの返事しかしないだろう、と思っていました。
実際、当時のコナンとのやりとりはそんな感じだったのです。
ところが、コナンのコトバはワタクシが思ってもみないものでした。

『ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい・・・』
そう言って、泣きだしたのです
それを見て、ワタクシは・・・一層やるせない気持ちになったのでした。
「私は・・・、
コナンに『ごめんなさい』って言って欲しくて、こんなこと言ってるんじゃない
コナンが何度も「ごめんなさい」と言うのを見て、涙がこみ上げてきました。
「コナンがお母さんといるとしんどそうやから、ラクにさせてあげたかったんや
お母さんも、もうコナンを叩くのは、イヤなんや。でも、コナンとどう向き合ったら良いか
もう、分からへん。お母さんも、ラクになりたかったんや
そう言って、ワタクシも流れる涙を止めることが出来ませんでした。

ワタクシは一体ナニをやっているんだろう?
こんな小さい子を泣かせて、『ごめんなさい』を言わせて傷付けて・・・


だけど、嬉しかったのです。
コナンがワタクシと離れて暮らすことを選ばなかったことを・・・。

この子がワタクシを必要と感じていてくれるなら、もう一頑張りしてみよう
そう思いました。

泣きながら、コナンに言いました。
「離れて暮らそう、なんて言ったお母さんが悪かった。
もう、二度とそんなこと、言わへん だから、泣くな

言いながら、部屋の天井を見ました。
コナンのギャーやワタクシの行き詰った感情が溜まったこの部屋は
マイナスオーラが詰まった、息苦しい部屋だなぁ、と思いました。

このマイナスオーラから抜け出さなくては

そう心に誓ったあの日・・・。
思い出すたびに、涙があふれだす・・・ワタクシの胸を締め付ける苦い思い出。








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6 コメント

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余裕なんか・・・ (nono)
2007-12-21 21:04:29
なかったよね、あの頃は・・・。
私達が彼らに求めたものって、普通のお子さん達に
求められているものの十分の一くらいの
レベルの低~いものなのに、それすらままならない。

寝てくれる時間だけが自分を取り戻せたような気がします。ま、寝てくれるまでの苦労がまたハンパないから死んだように一緒に寝ちゃうのがオチだったけどね(笑)

返信する
確かに・・・ (Pママ♪)
2007-12-22 01:09:33
私も、つかれたなぁ。
P介といると、お兄ちゃんの同じ年頃の3倍は
エネルギーがいったような気がします。
今は思い出そうとしても具体的な出来事とか
あんまり思いつかないんだけど・・・
友達に「P介君、よその子としてみるとすっごい
おもしろいよね~」って言われて
おもしろいなんて言ってらんないよ~と思ったのは
おぼえてるなぁ・・
あれは「うちの子だったら困るけど・・」って意味なんだよね。

それにしても、こにゃんこちゃんの苦労は
私なんかの何倍も大きかったよね。
返信する
不覚にも (ペロ)
2007-12-22 12:54:02
読んでいて本当に涙が出てきた。。。


歳を取ると涙腺が弱くなるのか
返信する
ののちゃん♪ (こにゃんこ)
2007-12-22 19:21:03
ほんとに心に余裕が持てなかったなぁ・・・。
療育センターで色々教わって、コナンとの関わり方を
学んできたのに、こうもあっさり出来なくなるとは
思ってもみなかったよ・・・

あの頃はもうほんとに参っていて、自分を取り戻す時間すら
なかったような気がする・・・。
コナンは寝るのが0時~1時頃だったし、保育園行っている間も
ジナンの相手をしなきゃだし、休まる時間がなかったんだよね・・・

そのまま負のスパイラルに引きずり込まれなくて良かったわ~
返信する
Pママ♪ (こにゃんこ)
2007-12-22 19:25:10
私はよく言うのよ~
「コナンを第三者として見たら、すっごい面白い子やなぁって思うけど
我が子と思うとそうもいかない」ってね~

まぁ、私の場合は、半年くらいで抜け出せたから
まだ良かったんだわ~。
実際にこの状態が何年も続く人もいるからね~。
今もどこかで息苦しい日々を送っている人がいるかと思うと
切ないよ・・・
返信する
ペロさん♪ (こにゃんこ)
2007-12-22 19:27:04
そうそう、トシを取ると涙もろくなるってね

あの頃の私に出会っていたら、ペロさん、
「コイツとは関わりたくない」って
思ったかも∋~(笑)
返信する

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