☆ こにゃんこのケセラセラな毎日 ☆

人生なんてケセラセラ
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『大丈夫』というコトバ

2008年01月28日 | 子育て思い出話*-* ジナン編 *-*
1歳9ヶ月健診で要観察となったジナン。
実は、ワタクシ、そのことを家族の誰にも言えませんでした・・・
コナンの時は、ちゃんと話すことが出来たのに・・・。

目が合えば、にこぉ~と笑ってみせ、
発語もあるジナンをみんな「この子は何の問題もないわね」と信じて疑わなかったからです。
そこへ、「実は、要観察となりました」とはどうしても言えなかったのでした
また、コナンや療育センターに通う子供たちを見てきたワタクシとしては
ジナンは要観察で済むと思えた、ということもあります。

とにかく、子供に障碍がある、という事実が、家族にどれだけの波紋を及ぼすかを
コナンの時に、イヤというほど体験しているので、決定的になるまでは
余計な波風は立たせたくなかったのでした

健診の数日後。
療育センター仲間のママさんたちとランチをすることになりました。
ママさんの一人が聞きます。
『ジナンくん、1歳9ヶ月健診、どうやった?』
「・・・・・要観察やねん 可逆の指差しが出来ひんかってん
『えええぇぇぇえええ~~~っっっ
ママさんたちもビックリ
「なんかさ~。要観察、ってなった途端に、バスに乗って~ の歌に合わせて
センターバスがこっちに来るような錯覚に襲われたわよ~(笑)」
『いや。でも、大丈夫なんちゃうん?
私ら、療育センターでいろんな子見てきたけど、ジナンくんはあきらかに違うやろ?
あぁ。でも、「大丈夫」ってコトバは安易に使うたらあかんな。無責任や。

そうなんです
ワタクシたち、子育てしていく中で、発達の遅れや偏りで「この子、大丈夫かしら?」
と心配になったりすると、いろんな方が『大丈夫よ~とおっしゃってくださったのですが、
「大丈夫」というコトバほど、アテにならないものはない
と身を持って知ってしまったワケです

いえ。子育てで不安になっている母親を安心させてあげよう、というその
お心遣いは重々承知しております。
でも、そのコトバで安心を得たがために、子どもの発達の遅れや偏りに気付かない
親もいちゃったりするんですね~。
そういうことを見たり、経験したりすると、『大丈夫』ってコトバが確証が持てない限り
使えないワケですよ・・・

ワタクシがコナンの母親、ということで、子供の発達に不安を持っておられる
親御さんから、相談されたりすることもあるんですが、相談相手が明らかに
『大丈夫ですよ~
のコトバを待っている、と分かっていても、言えないんですよね~

って、こんなこと言っちゃたら、これから『大丈夫』ってコトバが使いにくくなっちゃいました?(笑)
でもね。そういう想いをした人たちがいることを、やっぱり知ってほしくて
今日はあえて書かせていただきました

お心の片隅に置いておいていただけたら、嬉しいです








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