冬になると朝食後に山小屋へ出勤となり、昼食も持参した冷凍のうどんやラーメンを煮
たりして食べることが多くなる。山小屋の暖房は薪ストーブだから、一冬分の薪を用意
する必要がある。知り合いの大工さんに頼めば、大きな桁や柱の切れ端を貰うこともで
きるが山でのストーブはやはり薪を用意したい。
今年は少し早いが薪の準備を始めた。夏に伐採したものや、昨年の残り物を集めてい
る段階だ。これから雑木を伐採して薪にしていくが、時期が遅れると乾燥不足になり、火
のつきが悪くなる。ストーブでも何でも同じだが、生木でも火がついてしまうと乾燥した木
と同じように燃える。火の付き具合が極端に悪いだけだ。
しかしストーブには生の薪は使わないよう注意書きがあり、できるだけ乾燥したものを準備
したいから、やっと夏が終わりかけたら冬籠りの準備となる。薪にいいのは当地では『薪の
木』と呼ぶドングリ系の木だ。木炭に、シイタケの原木にも重宝されるので、薪にして燃やし
てしまうのは惜しい。
根元の太い部分は木炭用にし、直径が10cm位のところはシイタケに、残りの枝はストー
ブや木炭の薪炭にしたりする。
木の種類によってはストーブに不向きのものがある。脂(やに)を多く含んでいる松は燃え
やすく火力は強いが、煤が多く出るため煙突が直ぐに詰まってしまい頻繁に煙突掃除が
必要になる。正式名は知らないが当地でカーカという木は、スカスカしたような木で火力
が弱いし火持ちも悪い。
町内でも厄介者になりつつある孟宗竹は竹炭にもなる、当然の事ストーブにも使えるが
火力が強過ぎるきらいがあり、焚き付けに使うくらいにしか使わない。
ところで、この薪ストーブはもう10年以上前に購入したものだ。鋳物製で40Kg近くあるが
安価なもの。サブの空気調整口が錆びついて使えなくなったが、それ以外に不具合は
なく、まだまだ使えそうだ。今年の冬を快適に過ごすためには、もう一頑張りも二頑張りも
しなければ。
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