季節の変わり目のことを節分と言うから四季にそれぞれにある。春夏秋冬の始まりとする
立春、立夏などがそれに該当する。節分の翌日、明日は立春だから暦の上では春。
節分が春の代名詞のようになっているが、一年の始まりに無病息災を願って行うからだと
言われる説もある。今日までは暦上、冬とおっしゃるのに春を先取りしたような暖かい一日
で、春が始まるとされる明日は雪模様の冬に逆戻りするとの予報になっている。尤も暦上
のこと、しかも旧暦だから今と合致することはなかろう。私たちが小さい頃は節分荒れと呼
ばれる雪と低温に見舞われたものだが、いつの頃からか温暖化によると思われる『季節忘
れ』の日々を過ごすことになってしまった。こんな暖かいとフキノトウは直ぐに開いてしまうか
ら、雨の中にも関わらず収穫しておいた。
今の時期だからなのか、畑特有のものなのか不明だが味がすごく濃くて苦味も強いように
感じられる。これから徐々にこうした旬采が出てくる。今頃は店屋でも売りに出されるように
なった。そうしたものと自然にあったものでは本来の苦味や風味が全く違う。
タラの芽は未だ発芽して間もない枝を切って来てハウス内で水につけて成長させて出荷す
るとあった。こうしたものは、見た目は変わりないが、味の点では違いが出てくるのではないか
と思う。明日から荒れた天気になるらしいが、自然の寒暖、雨天・晴天で鍛えられてこそ本来
の味を醸し出すのだろう。
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