昔から近くて遠い国はお隣の韓国。古くからの交流はありながら良き隣人よりも、日本は常
に統治、侵略者の立場にあったことは事実だ。歴史的な解釈は立場で異なってしまうことが
日常的で共通認識に至ることは少ない。
朝鮮半島への侵略は豊臣秀吉、日清、日露戦争当時は朝鮮半島の帰属を巡って諸外国
が触手を伸ばしていた。ここでも勝手な解釈として日本が朝鮮半島を守ったとする人もいる。
元々、朝鮮半島は朝鮮人の物なのに中国もロシアも日本海への出口として戦略的に大きな
意味を持っていたから、喉から手が出るほど欲しがっていた。朝鮮半島はこうした中で翻弄
され続けてきた。
第二次世界大戦が終わったら新たな東西の戦いが始まり朝鮮半島は38度線で韓国と北朝
鮮に分断されてしまった。朝鮮半島に於ける日本は自国を守ってくれる守護神のような顔を
した侵略者でしかなかろう。それではかつてヨーロッパの国々が東南アジア、アフリカなどを
侵略し長らく自国領として統治してきた。これこそ有無を言わせない侵略そのものだった。
ベトナムとフランスにしても内戦を経て独立を果たした。ベトナムはアメリカと長らくの戦をし
てきた。
こうした国々の国交は双方の努力により正常化され日韓のような関係は見られない。
日本人は戦後、武力紛争を起こしたことはないし、他国を侵略したり武力で威圧する意志
など全く持ち合わせていない。これは戦後の歴史が証明している。こうした事は韓国の人
にも理解できるはずなのに、別の理由づけをしてしまう癖がついているようだと単純に片づ
ける事は出来ない複雑な背景を私は理解できないでいる。
友達でウマの合う人もいれば、何をしても全く駄目という友人がいるように、国の間でもそう
いうことはあるかもしれないと考えることもある。無駄な諍いをせずに適度な距離を持ちなが
らの友であってもいいのではなかろうか。
日本の総理は出来が悪いから、せめて国民は品格のある態度で接する努力を続けたい。
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