食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『盆前なのに稲刈り』

2013年08月12日 17時57分19秒 | 日記

連日の酷暑に耐えながら真夏の大行事といえば、言わずと知れた盂蘭盆会である。

入りに当たる明日13日の迎え盆から15日送り盆までが、一般的に言われる旧盆で

世界に名だたる大企業でも夏休みと称してこの期間を休日にするところが多い。

昔は13日の夕方、日が落ちると家の門々で麻の茎を乾燥させたオガラを焚いて、ご

先祖様が道に迷わないようにお知らせする儀式が執り行われた。我が家には仏さん

はなかったから、この様子はお婆ちゃんの家でしか見られない光景だった。

当時の気候と今とどんな違いがあったのか、思い出そうにもはっきりとした記憶はな

いが、今日のような猛暑ではなかったように思う。盆に虫を捕ってはいけないし、殺す

ことなど以ての外、泳ぎに行こうとすると霊が水の中に引き込むから行ってはいけな

いと、きつく言われていた。そして盆を過ぎると海ではクラゲが出始めて刺されるから

海水浴は盆前までが相場だった。記憶では盆を過ぎてから猛暑で海に出かけなけれ

ばならなかったことは、なかったのでは・・・

子供頃は市内に住んでいたから田んぼの様子を詳しく知ることはなかったが、稲刈り

はもっと秋が深まってからという記憶しかない。稲の品種、栽培方法の改良により田植

えや収穫時期は変わってきたが昼過ぎ、目に入ってきたのは紛れもない稲刈りのシ

ン。暑くてうんざりするような炎天下にこのシーンは全く似合わない。こんな暑い時に

刈り取った新米、新米に変わりないから美味しいと思われるが、心の中では本当に美

味しいの?と問いたくなる。

我が家のプランター米は1日に2回の水追加が日課になっている。猛暑のせいか稲穂

の付きが悪く米粒もまばらな感じで、実るほど垂れる頭にならないものも出てきそうだ。

恐らく今年の出来は不作に近いものと思う。

 

                  少し寂しげなプランター米の稲穂


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