食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『原発とイノブタ』

2014年01月11日 17時44分16秒 | 日記

原発事故の為に10数万人が故郷から追われてしまい、今まで暮らしていた家はなす術も

なく放置に近い状態になっている。帰宅困難だとか準備地域だとか勝手な名前を付けら

れているが、これから先の暮らしがどうなるのか展望の開けない状態はこれからも続く。原

発の汚染で人が離れてしまった地域は野生のイノシシが我が世の春とばかり自分たちの

生息地域にしてしまった。食物連鎖の頂点にいた人がいなくなり不自由していた野生動物

たちの序列は変化し、それが根付いてしまった所に再び人が戻って序列を変えるのは簡

単なことではない。

イノシシ、テン、ハクビシン、ネズミなどが人間世界を乗っ取ってしまった・・・これはこれで大

変なことだと思っていた。ところが畜産で育てていた豚は主を失い野生化して、イノシシとの

交配によりイノブタが大増殖中という衝撃のニュースを観た。

イノシシの子供はウリ坊と呼ばれ茶色と白の筋がある。イノブタの一家の中に黒い色をしたウ

リ坊のような子供や、本来のウリ坊が一緒にいる所が映されていた。母親は黒い豚、父親がイ

ノシシで子供はイノブタということになる。イノブタの繁殖力は強く1度に10頭くらいの子供を産

む。イノシシは平均すれば4~5頭だろうから倍の繁殖力だ。彼らには汚染地域の区割りは何も

ないからどのような核汚染物質を食べて体内に蓄積の有無はどうなっているのかも判らない。

そうしたイノブタの糞も食物連鎖の対象になろう。

これは東電が作った事象だから、東電が捕獲して始末して欲しい。犯した罪やこうした迷惑ごと

を放置したままにして企業面するなと言いたい。野生化した動物や、繁殖し続けている野生動物

の対策を国や県が、どのようにして取ろうとしているのか何も聞こえてこない。このまま放置すれ

ば数が増えすぎて、必ず人が住む地域に追いやられてくる。それから対策をなどと思っていると痛

いしっぺ返しを食うことになる。それにしても罪作りな話だ。


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