食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『東北からサンマ』

2013年09月16日 17時26分59秒 | その他

古くからお世話になっている仙台在住の先輩と何十年ぶりの再会を果たしたのは、今

年6月に出かけた東日本大震災鎮魂の旅の時だ。懐かしい昔話と震災当時の色々な

苦労話を聞かせて貰い鎮魂の旅は非常に意義深いものになったのは、このブログでも

詳細に載せた。その先輩から三陸の幸が送られてきた。以前は気仙沼からだったが津

波被害で今だ、復興はならず、昨年から大船渡になっている。箱には復興前進、頑張

ろう東北などの元気を鼓舞する文言が書かれている。

早速、生きのいい内にと定番になった刺身、塩焼きをいただく。刺身は脂があり甘くトロ

リとした食感でとても美味しいが、私には塩焼きの方がより美味しく頂けた。冷凍ものと

って内臓の苦味のあるところも綺麗に火が通っていて、ここで熱燗でもあれば最高の

面だが、『それでは燗をして・・・』とお願いする気はなく、良いことやら悪いことやら・・・。

食べてからお礼の電話を入れた。過日のお礼もそこそこ、被災地の復興は遅々として進

んでいないことに加えて、東京五輪ばかりに目が行き被災地のことは忘れ去られてしまう

のではないかと心配しておられた。先輩は仙台市内に住んでいるから日常的に災害の

を見ているのではないが、ローカルニュースなどはオーバーに言えば、私たちと全く異

る次元のニュースがトップを飾ることからしても、被災地と他の地の温度差は歴然として

る。私も同様の危惧をしている。日本人に限らず何か話題になると直ぐに飛びつき大

になる。富士山の世界遺産登録にしろ、島根の片田舎にある石見銀山遺跡にしても

ースになれば大量の人が動く。どこかの美味しいと評判になれば遠路遥々買い求め

るご時世だから、東京オリンピックの為ならと、国も国民も財布の紐を緩めてしまい、

として被災地への手当てが薄くなるとも限らない。これから始まる復興税にしても注意

ないと、ずる賢い官僚や禿鷹政治家どもがおかしげな理由をつけて別のことに猫糞

しかないから、国民は注視し続けなければならない。東北のサンマと共にホタテガイも

一緒入っていた。復興に向けて漁師さんたち、加工所のおばさんたちが一生懸命に働

いて箱詰めされたものだ。感謝と早期復興を願いつつご馳走様でした。


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