阪神淡路大震災 と 寅さん と

2015-01-11 18:07:15 | 心のつぶやき

                                     

今年の1月17日は、阪神淡路大震災から、20年目を迎える。 死者6434人。

あれからもう20年も経つ。

 

あの時、全国から支援を出そうと、私のいた職場でも、若い看護師が神戸に行ってくれた。

1996年の職場組織の全国総会は「励まそう神戸」と、神戸で行われ、私も参加させてもらった。

長~い列車の貨物コンテナのような仮設住宅で、地域の方が、孤独死があって・・と言われていた。

20年たった今も、高齢化もあり、孤独死は後を絶たないという。

 

病院職員も、自分や地域や病院の被災の様子を話してくれた。

今思うと、心の傷も癒えずに辛かったのではないだろうかと、察するに余りある。

でも、話すことで、気持ちが少し軽くなったり、自分自身が励まされたり、したのかもしれない。

 

人は、すぐには受け入れがたいことでも、時間と共に、誰かに話したい、わかってほしいと思う時がある。

そして、少しづつ受け入れていく。

そんな時、そばにいて聞いてくれる人がいることは、大事だと思う。

 

寅さんは、なぜかそんな時、そばにいる。

寅さんが神戸に来た時、大きな広場で町の人がお祭りをしている場面があって、心に残るシーンだった。

偶然、見つかった動画で、寅さんは「ごくろうさん」なんて言っている。

自分にも、スタッフにもいろんな人に言っていたのかと思う。

渥美清さんの最終作になった。

寅さんって、いつもいないけれど、いつもいてくれるような人なんだと改めて思った。


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