関係が癒す・・クライアント と カウンセラー

2014-10-27 22:42:03 | 心理カウンセリング

カセリングの神様と言われる、カール・ロジャース

そのアプローチの特徴を一言でいうと、人と人との「関係そのものが癒す」と

考えるところにあるといわれます。

 

人間は、よりよく強く生きるように定められている。

人は様々な捕らわれを抱え、自分が本来持っている「いのちの働き」を損ない

発揮しえないようになっていく。

 

では、どうすれば、人は癒されるのか。

人間関係によって受けた心の傷はやはり、人間関係だけが癒すことができるもの。

そこにいると自分がじゅうぶんに自分らしくいることができるような、そんな人間関係を

味わい体験することが必要と考えれています。

 

私自身も、クライアントの立場になると、カウンセラーのすべてに目がいきます。

言葉はもちろんのこと、視線や手の動かし方とか。 むしろ言葉自体よりも、どんなふうに

それを発するのかとか、手に取るように感じます。

自分でもすごいな~と、恐ろしく思うほど、敏感に感じます。

 

自分のことが本当にわかってもらえたのかどうかと思うのです。

そして、誰にも言えなかったことをこの人に言ってもいいんだと。

その時の安堵感、「ありのままの自分でいい」という安心感、そんなところから、

ロジャースのいう関係が生まれるのだろうと考えています。

 

ですから、クライアントさんがリラックスして話せるよう、私は力を抜いて、かつ、

芯はしっかりして、自然体でそこにいたい と思っています。

 

それには、まだまだ努力が必要で、一歩一歩・・・ なのです。