潜在意識が動かす?  人間に潜んでいる力ってあるもんですね

2015-03-08 20:29:09 | 心と身体のつながり

                                                            

とっさに誰かをかばって、亡くなったりした人のこと、正直信じられませんでした。

でも、自分にもそういうこと、力があるのだと思ったことがあります。

 

それって、潜在意識とか、潜んでいる力とでもいうのでしょうか。

 

東京へ行った時の羽田空港のエスカレータ―(少し短めの)に乗りました。

あまり人がいなくて、私の前には、2歳位と4歳位の女の子を連れたお母さんがいました。

 

さあ、エスカレーターに足を踏み出そうとしたら、

なんと、前の2歳位の子が泣き出して、見ると、エスカレーターの上に座り込んでいます。

靴も脱げています。

 

4歳くらいの子は、立ったままです。

「ええっ?!」

 

私は、思わず、エスカレーターに乗り、2歳の子を抱きかかえました。

そのあたりから、不思議なことに、とっても思うことがゆっくりになるのです。

 

私は、キャリーバックを持っており、子供を後ろから抱いた後、振り返りました。

そこには、30代位の男性がいて、状況を察知して「僕が持っていきます」とか言ってくれました。

「お願いします」なんて、頭を下げて。

 

以下、それから、いろいろ考えたことです。

 

(2歳の子は、後ろから抱きかかえたのですが)

泣いている、不安なんだ、くるっと向きを変えて、胸で抱いたら安心するのに。

でも、そんなふうに動かしたら、暴れるかも知れない。

暴れたら、私もふらつくかもしれない。

このまま、じっとして、降りよう。

 

姉はどうだ。

お願いだからじっとしていてくれ。

 

母親はどうだ。

何とずっと先に行っている。(信じられない)

 

私のキャリーバックはどうだ。

(振り返って)ああ持ってきてくれている。

 

さらに、

もし万が一何かあれば、将来のあるこの子を生かさなくては。

(大袈裟ですが、大丈夫だと思ったからそう思ったのかもしれません。)

 

「お母さんとこへ行こうね。」と何回も言いながら、下まで抱えたまま行ったのでした。

幸い上の子も、靴を拾って、じっとしていました。

 

とっくに降りたお母さんは、こちらを見上げていました。

私が、子供を、引き渡しても、何か言ったかどうか。

 

私は、キャリーバックを受け取り、何事もなかったように感じて、出口に向かいました。

まだ、自分の身体がしっかりしていてよかったと思ったのでした。

 

人間の、潜んでいる力ってあるものなんですね。

それでは、また。


力まないと力んでいる

2015-02-07 18:06:14 | 心と身体のつながり

旭川は、今日も快晴。

真っ白の大雪の山々は、凛々しい感じです。

 

力んで何かをしたら、上手くいくでしょうか。

営業の人が、自社の製品のいいところを、押しの一手とばかりに、ガンガンしゃべりまくったら、どうでしょうか。

セールスの方の話は、9割がお客さんのことを聞いて、1割が商品の説明がいいと言われます。

 

以前、カウンセリング場面で、真剣になってしまって、どんどん、身を乗り出して、聴いた時がありました。

なんと、相手は文字通り、身体も言葉も、引いてしまったのです。

多分相手が、息苦しい感じがして、温度差がついてしまったのだと思います。

 

聴かなくてはと力んでしまったのでしょう。

そうすると、相手の話しの流れが変わったり、話を強く受け止めたり、疲れたりします。

 

今日は、体操教室で、シャドウピッチングをやりました。

私は、力が入ってしまい、ぎこちない投げ方で、手も足もバラバラな動きが自分でもわかります。

 

もう一人の女性の方は、とても素直に投げて、自然でした。

「あ~また、やってしまった」と、どうしても力の入る自分が恨めしい。

 

力を抜くのは、脱力するのとは違います。

身体の芯が通っていて、くたっとしてはいないが、つっぱっていないで、リラックスするといいましょうか。

気は抜かない。

とても!!、とても!!難しい!!

 

スポーツを見ていると、選手の力みだけは、すぐにわかります。

身体が硬くなって、本来の力が出ないのです。

 

なんにでも、共通しますね。

それでは、また。