新疆ウイグル自治区 年間生産量9万トン以下の炭鉱を全面閉鎖

新華社通信英語サイトに寄れば、新疆ウイグル自治区が年間生産量9万トン以下の炭鉱を全面閉鎖するということを新疆炭鉱担当当局は483の炭鉱を閉鎖する予定だという。なぜなら、安全水準、低い技術レベルだからである。
1998年から2004年にそのような炭鉱を800鉱、閉鎖してきた。そのあとも430の大きな炭鉱がリストラを生き残ってきた。2004年の生産高は4139万トン、しかし100万トンあたり平均3.16人の人が死亡してきた。去年中国全土では3639件の炭鉱事故が起こり、6027人が犠牲になってきた。温家宝首相は30億元を投じて、炭鉱の安全を改善すると述べたという。
中国全体で年間6027人の犠牲とはかなりのものだと思う。人口比で見ると日本で600人ほどの人が毎年、炭鉱事故でなくなっている計算になる。二，三十年前には日本の炭鉱事故もあったがこれほどではないだろう。もっとも日本に炭鉱はなくなってしまったが。中国が今でもかなり、石炭に依存しているということはあまりニュースにはならない。エネルギー革命が間に合っているのか気になるところだ。西部大開発の裏であまり目立たないことではあるが。栽員された炭鉱労働者の行き先は、どのようになるだろう。日本では建設業や重工業が受け入れ先となったが。

中国当局、ＢＢＣテレビ「ウイグル」を検閲。

ＡＰ発ザ・スター・コムより
ＢＢＣワールドサービスというイギリス国営ＢＢＣの国際放送があるが、それは中国国内でもホテル、外国人専用のアパートなどで受信可能であるという。このほど「チャイナウィーク」なる番組が放送された。検閲されたのは11日の金曜日、政治その他微妙な問題のレポートのときであった。
中国の西端の反抗的なムスリム、ウイグル人について2，3秒がカットされた。
ＢＢＣの特派員が「ウイグル人は彼らの中国の主人のことをほとんど好いてはいません。」と報告した直後、画面は真っ黒になった。中国では放送は近くでモニターされ、政治的な問題になるとちょくちょくカットされるという。ＢＢＣワールドサービスは中国ではケーブルテレビでの配信は許可されていないが、無許可の衛星アンテナで数百世帯が見ているという。ウイグル問題はとくに微妙で少数民族のメンバーのなかには中国の支配に反抗するものもいる。
ＢＢＣのウェブサイトは「チャイナウィーク」を「世界でもっともダイナミックな国のひとつを探査するテーマでの報道番組の新シリーズである」とする。
60人のジャーナリストが中国全土を取材し、中国の最初の宇宙飛行士、楊立偉や武術スターのジェットリーなどのインタビューを含んでいた。質問のコーナーもあったという。

ＢＢＣチャイナウィーク

看中国のサイト（中国語）より