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引越しいたします。

アメリカ国務省人権報告(中国新疆)3

2005-03-06 22:57:08 | アメリカ国務省人権報告(新疆)
昨日の続き
2002年、新疆ウルムチの文化司はウイグルの歴史及び、文化の何千もの書物の破棄を命じた。それらの書物はもともとは当局の許可の下にウイグルの歴史を文書化し、詳細を述べたものであった。根本主義ムスリムの指導者たちは過酷な扱いを受けた。2000年に、当局は宗教関係者のための月例政治学習会を実施している、そのプログラムはその一年にわたって続けられた。8月に、ホータン地区の8人のウイグル人ムスリムが国家の安全を危険にさらしたことで罪を負わされたと報道された。そして多数が「不法宗教活動」に従事した罪で拘束された。新疆からの情報は政府の管理下にあり、これらの情報は確認するのが困難である。

当局が不法な宗教の出版物を押収したという公的メディアの報告は多数あった。新疆人民出版局はただひとつのムスリム文献を印刷してよい出版社であり、政府の販売許可リストに掲載されていない文献を売っている店は閉鎖の危険を冒すことになると報告された。(共産)党員と政府職員に対して置かれた宗教礼拝へ制約に加えて、新疆の教師、教授、大学生は公然と宗教礼拝することが許されていない。政府職員は動揺の起こったことのある地域では特にモスク建設を限定していることが報告されている。しかしながら、他の地域、つまり中央アジア系でない回族が従来より居住する地域においてはモスク建設や、修復が実際に行われている。モスクの破壊は時折行われる。偶発的な宗教間の摩擦の結果である。