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real SR

引越しいたします。

モーリーロバートソン、ウイグルを行く。

2007-03-11 00:34:32 | デジタル・インターネット

モーリーロバートソン氏、kokは田舎ものなのでJ-WAVEでDJの番組を持っているこの方をラジオで聞いたことがないのですが、いまウイグルからポッドキャスティング等で独自にレポートをしているということです。
チベトロニカ
http://www.tibetronica.com/jpn/
i-morley
http://morley.air-nifty.com/

いや、wikiで経歴などを見るとまるでつくったみたいなすごい学歴とDJとしての波乱万丈の人生。
モーリーロバートソン
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%AD%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%BD%E3%83%B3
なかなかの一言居士でタブーに挑戦するという姿勢がいいですね。


改装されたカシュガル職人街にて。

しかしながらモーリー氏に負けず劣らずのジャーナリストのブログがこちらにもあります。

ラビア・カーディル紹介サイト↓

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ウズベキスタンのウイグル人歌手 Xahrizada

2006-04-15 23:03:00 | デジタル・インターネット

これはコルラのマイケルさんという人のブログで知ったのですがウズベキスタンのウイグル人の三人組の歌手Xahrizada(シャフリゾーダと読むのかな?)です。押田さんが前にウイグル女子25楽坊ってどうよ。なんておっしゃっていましたが、彼女らはなかなかのものです。しかしコピペ一つでこういう動画が貼れるとはすごい時代になったものです。
(4月16日 追記)
すいません、さっきこのビデオが紹介されてたブログのコメント見たらウズベキスタンのウイグル系の人かどうかははっきりしないということでした。ウズベク人であるのかもしれません。
(ウズベク語とウイグル語はあまり差はないらしいのですが。)このグループがウイグル自治区のウイグル族の中で大いに人気があるのは事実のようです。

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中国のネット検閲 アメリカ議会公聴会でのトム・ラントス議員の厳しい非難

2006-02-18 22:58:42 | デジタル・インターネット

正義と信念の人 トム・ラントス下院議員「よくもあなたたちは枕を高くして眠れるものだ。」「恥を知れ」"I do not understand how your corporate leadership sleeps at night,"
Tlantos
米国会公聴会でIT各社が窮地に
クリスチャントゥデイ 2月18日(全文引用)

【ワシントンD.C.】中国政府の情報規制政策に加担したとして批判の最中にあるグーグル、ヤフー、マイクロソフト、シスコシステムズ各社は米国会公聴会で、ビジネスと人権についての厳しい質問を浴びせられた。米アジア太平洋国際アムネスティ理事長のT.クマール氏は公聴会で、これら各社の代表らに対し、「実に貧しい人たちだ。彼らは実に苦境に立たされている」と遺憾の意を表した。
 これらIT企業各社は米国会アフリカ、国際人権および国際経営に関する小委員会、アジア太平洋諸問題検討小委員会における公聴会に召集され、そこには公聴席が満席になるほどの人が集まった。およそ7時間に亘るセッションで、IT各社は中国政府の要求に追従していることに対し厳しく追及された。
 カリフォルニア州民主党議員のトム・ラントス氏は、「あなた方の会社によるこの忌まわしい中国政府との共謀活動は不名誉に値することです。私は本当にどうしてあなた方企業トップがこの問題について眠ったままでいられるのか理解ができません」と述べた。
 人権に関する配慮をよそに、これら4社の執行役員は各社の行った活動を擁護し、4社全てが「私たちは地元の法律を遵守しなければならない状況にあり、中国において当社の存在は大きな貢献をもたらしています」と述べた。このような議論がおよそ4時間ほど続いたという。

 この議論からラントス議員はこれら4社の執行役員について、「彼らはこの公聴会で何をしたらよいのかわかっていませんでした」と述べた。

 この公聴会で最も議論が熱くなったのはラントス議員がこれらの会社に対し、「あなた方が中国において行った情報規制政策加担に対して、あなた方の会社はこれを誇りに思っていますか、それとも恥だと思いますか」と質問したときであった。この問いに対する返答は曖昧で、小委員会委員の多くは4社代表らによる返答に納得がいかなかったという。

 国際人権小委員会議長でこの小委員会を招集したクリストファーH.スミス氏は16日、国際オンライン自由法案の導入を検討した。クマール氏によると、この法案はIT会社が政治宗教的意図に基づいた検閲政策に加担するのを規制するのが目的であるという。

 中国政府のメディアに関する情報規制に対して人権団体、宗教解放団体は、表現の自由および少数派宗教信者に対する負の影響を招くとして強い懸念を示している。先月グーグル社による最新の検閲機能つき検索エンジンが立ち上げられたことから、これらIT企業の倫理性について米国中で大きな論議となった。

トム・ラントス氏は1928年2月1日ハンガリー、ブタペスト生まれ。ナチスドイツがハンガリーを占領したときには16歳であった。10代反ナチ地下組織のメンバーとなりその後反共産主義主義学生運動にたつ。
彼はアメリカ議会で史上ただ1人のホロコーストの生き残りである。
アメリカでの奨学金を賞与され、1947年に来米した。シアトルのワシントン大学で経済学の学士および修士号を取りカリフォルニア大学バークレー校で経済学博士号を取得した。

民主党議員カリフォルニア12区選出として議会に入る以前の30年でラントス氏は経済学の教授、公共テレビ放送での国際問題アナリスト、多くの事業のコンサルタントをつとめ、アメリカ上院議員の上級の助言者として勤めた。

1981年に下院議員になって環境保護、エネルギー政策、教育問題に活躍し、1983年にCECC、アメリカ議会人権コーカスをたちあげてその共同議長をずっと務めている。
ラントス議員公式サイトによる。

なぜ、ラントス氏を取り上げたかというとウイグル人人権活動家ラビヤ・カーディルさんの解放に努力しその後も、ずっと相談相手をつとめているからである。(シュピーゲルで紹介された。)ナチホロコーストの生き残りということでラビヤさんには大いに助けになったであろう。もう1人、クマール氏もラビヤさんをよく知る人である。

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サイト紹介 東トルキスタン文化連帯協会

2006-01-05 22:40:03 | デジタル・インターネット

最近見つけたのですが、トルコ、カイセリ市に本拠をおいていると見られる東トルキスタン文化連帯協会のサイトを紹介します。

Gokbayrak

http://www.gokbayrak.com/turkistan.asp?inc=haber&dil=ingilizce

NHKのBSで放送された「ユーラシア」という番組でウイグル人の亡命者がトルコ、カイセリ市でクリルタイ(総会)を行なったシーンが放送されたと聞きます。(私は見ていませんが)

たぶんカイセリ市のウイグル人の団体のホームページではないだろうかと思われます、トルコ語がわからないのではっきりとしたことはわかりませんが、幸いにも一部ニュースに英語版がありました。

そこで面白い情報が。昨年ヨーロッパを講演、陳情旅行されていたラビヤ・カーディル(レビヤ・カディール)さんは7月16日、17日にドイツ、ミュンヘンで行なわれた世界ウイグル人会議第2回総会に出席されていたのですね。そこで議長のエリキン・アルプテキン氏を隣に全体写真をとってられます。

Rkea

中国がこの総会をとらえてterroristと面会などと馬鹿なことを言ってたわけですね。
追記 2006年2月14押田さんのブログで詳しい説明。

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「東トルキスタンの人々に平和と自由を」サイトの問題点

2005-10-05 23:53:04 | デジタル・インターネット
Monaparteさんに

BBC 中国語サイトの「宣戦布告」がきっかけとなったようで思わぬ調子で「東トルキスタン」の問題がネット上に知られるようになった。
この問題では私のブログもリンクされて、大いに責任がありそうだ。
一昨日は思わず「祝」などと書いてリンクしたがVIPPERの諸君たちが立ち上げている運動にはあえて言うが、かなり問題も感じられるのである。

ひとつにはウイグルの歴史の記述があるだろう。 「平和と自由を」サイトであるが、ほとんどが東トルキスタン情報センター日本語部サイトからの情報を元にしている。たとえば最初の歴史の説明。

この地域は中国、及び中国の歴代王朝の支配下では無く独自の地域として存在しました。
「独自の地域として存在していた」のは正しいが、歴代支配下にあったか、なかったかについては長い歴史上で一概には言えないが非常に微妙な関係であったと思われる。

しかし、18世紀に清朝に征服され重税などを課されました。清朝が倒れ中国で混乱が起きている中東トルキスタンの人々は中国からの圧政から自立する為に1933年東トルキスタンイスラム共和国を宣言、建国しました。1946(49)年まで独立国として存在し、ソ連などと関係を持っていましたが

これは明らかに間違いである。
辛亥革命で清朝が倒れてから、中華民国新疆省として省主席の楊増新、金樹仁、盛世才の三代のもとに独裁的に統治されていた。特に楊の下では独裁政治ではあるものの他の中国の地域に比べれば、きわめて平和であったことが知られている。楊が暗殺された後には当時の新疆は国民党政権、回族軍閥、白系ロシア、タタール商人などの勢力が入り混じって混乱し、その中から汎トルコ主義やジャディード運動などの影響を受けた東トルキスタンイスラム共和国がごくわずかな期間存在した。そして第二次大戦後、混乱の中で第二次の東トルキスタン共和国がソ連の影響もうけながら、後の共産党による「新疆解放」まで存在したのである。この間の歴史はまだわかっていないことも多く単に中国を侵略、圧制者と見るだけでは理解できないであろう。

左サイドバーで歴史一般書などを紹介しているわけであるが、一体どの程度の人が興味を持って深く知ろうとしているのだろうか。残念ながらネット上の議論をみてもそれはあまり感じられない。
また、中国共産党下の人権についても期間、範囲の定義なくこれも東トルキスタン情報センターに頼っているにすぎない。こういう数字は衝撃的であるが問題を多く抱え込んでいる。

もう一つリンク先にある、この正論の論文であるが、非常に問題が多い
http://www.sankei.co.jp/pr/seiron/koukoku/2005/0504/ronbun2-1.html
ウイグル族、ウイグル人の定義からしてあやふやである。
用語の訳間違いも多く見られ、またテロ容認であるような口調も問題である。

梶先生からはメッセージをもらっている。

そこから引用。
マスコミによる情報の欠如を埋めるように多くのウェブサイトやブログが東トルキスタン問題についての言及を始めた-それ自体はもちろん肯定されるべきことである-が、その多くが上記のキムリッカの議論よりもはるかにナイーブな形で「民族自決賛成」と「人権抑圧反対」の立場から独立運動への支持を表明している点である。
このうち「人権抑圧反対」はいいとして、東トルキスタン独立運動をウイグル人による一枚岩の「民族自決」要求の運動としてとらえるのはあまりにナイーブで、危険でもある。簡単に言えば、そういった立場は、地域の中に住む漢族とウイグル人以外の諸民族(カザフ人、キルギス人・・)のことを全く考慮に入れていないし、またウイグル人社会内部に存在するあまりに大きな意識の隔たり(漢族ともなんとかうまくやっていきたいと思うものから、あいつらブッ殺したる、というものまで)も無視されている。要するにその「支持」が本当にそこに暮らしている人々のためになっているのかどうか、という内省がないことが気になるのだ


これはそのとおりで何も付け加えることはできない。ネットの住民は単に「反中国」、「地政学的重要性」などの感情から明石大佐気取りで、本当にウイグル人のことを思っているのかわからない人も多い。

市民が主体的に考えるための情報提供を放棄したマスメディアと、その反動としてのネット上でのベタな独立運動への支持。今後このあまりに大きな「落差」を埋めていくことは可能だろうか。
そうなのである、そこでうちのブログでは欧米サイトでのウイグル、東トルキスタン問題の紹介を中心にしてきたつもりであったのだが、あまり理解はされていないようである。「平和と自由」サイトではレビヤ・カディールさんのインタビューがリンクされているようであるがほとんど反応は見られないのが残念だ。

他にも言うべきことはあるが今日はここまで。