[写真]民主党の川端達夫さん、民主党ウェブサイトから。
民主党幹事長の枝野幸男さんは、平成26年2014年12月18日(木)の定例記者会見で「副議長人事はきょう中に発表する」と語ったうえで、記者団の質問に答え、「長年にわたる党への功績と国会対策畑が長い」として、第66代衆議院副議長に、川端達夫・民主党国会対策委員長(滋賀1区比例)を推薦することを明かしました。
来週12月24日(水)召集の第188特別国会の初日に、自民党など全会一致で、副議長に当選する見通し。
これに先立ち、自民党は、第75代衆議院議長に町村信孝さんを充てると報じられています。
川端さんは、京大院終了後、東レに入社し、首長(のちに細川内閣の官房長官)の選挙で政治に興味を持ち、1986年の衆参ダブル選挙(死んだふり解散)で、中選挙区滋賀全県区で民社党公認で最下位ながら初当選。日本最古かつ最大の産業別労働組合(産別)である、UAゼンセンの支持を得ながらも、無党派を取り込んで当選を重ね、通算10期。文科大臣、総務大臣を経験後、一時議席を失いがらも三日月大造滋賀県知事誕生の前に衆議院に復帰し、9月16日から民主党国会対策委員長を務めていました。すでに衆議院永年在職表彰済み。民主党では、当選回数順で、総理・議長経験者以外で、10期生は川端さんだけ。きわめて順当な人事です。岡田克也代表と海江田万里代表のもと、国会対策委員長を務めました。岡田代表の途中から幹事長を務め、苦楽をともにしました。港区の副議長公邸で、与野党議員や、外交官らと接触することもできます。
民主党では、私たちの基本理念、いわゆる1998年綱領を第1次民主党の枝野幸男さん、民政党の岡田克也さんと3人で1週間で書き上げました。まあ、綱領なんてものは念仏みたいなもんですから、どうでもいいんですが。
民主党としては、渡部恒三副議長、中野寛成副議長、横路孝弘副議長(のちに議長)、赤松広隆副議長に続き、5人目の副議長。新進党経験者としては3人目の衆議院副議長になります。組織と国民の期待が高かった新進党経験者で参議院議長は4人いますが、衆議院議長はいません。
解散とともに退任していた赤松広隆副議長は、「議長交代しました」と語ってから議事を取り仕切ったので、議長交代の旨が議事録に残る多大な功績をしました。
川端副議長は、来週24日のデビュー後、2015年1月28日(水)が予想される、総理演説に対する代表質問の2時間経過後となる午後3時ごろにNHK国会中継入りで本格デビューすると考えられます。これに先立ち、宮中参賀などの新年の行事などに参加することになります。
衆院副議長に川端氏 民主が方針(朝日新聞) - goo ニュース
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