【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

岡田克也さん、ラジオ局インタビューに「反省すべき点は多いが、民主党の責任は重くなった」第47回衆院選

2014年12月14日 23時12分17秒 | 岡田克也、旅の途中

[写真]ラジオ局(文化放送、MBSラジオ)のインタビューに答える、岡田克也さん、2014年12月14日(日)、民主党本部、筆者(宮崎信行)撮影。

 民主党代表代行の岡田克也さんは、2014年12月14日(日)、党本部内開票センターでインタビューに応じました。

 このもようは、東京のAMラジオ局「文化放送」で午後10時15分から放送されました。続いて、大阪のAMラジオ局「毎日放送MBSラジオ」で放送され、午後10時30分に終わりました。テレビ中継はありませんでした。

 文化放送のインタビューでは、みのもんたさんの質問に答え、

 みのさんが「もしもし、岡田さん、大変民主党にとっては厳しい数字となりましたね」と呼びかけると、

 岡田さんは「選挙戦序盤の厳しさからすると、持ち直したのではないかと思います。有権者のみなさんに、自民党に勝たせ過ぎてはいけないというバランス感覚が働いたのではないでしょうか」と答えました。具体的な議席についてはまだ開票途中だとしながらも、岡田さんは「比例はたしかによくないが、小選挙区はもう少し(今の報道よりも)頑張れると思います」としました。

 みのさんが「岡田さん、単刀直入に聞きますが、民主党はどこが悪いんですか?」との問いに、

 岡田さんは「我々は反省すべきことがいっぱいありますが、他の野党は、もっと厳しい数字になっています。我々の責任は大きくなる」として、野党内の第47期衆議院での民主党の存在感が高まるとの見通しを示したうえで、「政権時代に良かったことがうまく説明できていない。それはこの2年間の議席数が少なかったこともあるが」として、党の路線は守りながらも、発信力を高めていく考えを示しました。

 岡田さんは「巨大与党に対峙して、修正していくのは、野党第1党の役目だ」と強調しました。

 みのさんからの「この結果で、これから何が起こりますか?」との質問に、岡田さんは「分かりませんが、安倍総理の任期は2年、3年、4年ありますから、いろいろなことが起こり得ます。憲法改正もチャレンジしてくるかもしれない」としました。

この後、MBSラジオのインタビューに答えました。こちらは、問いかけは聞こえませんので分かりませんが、すべて、集団的自衛権と憲法に関する質問だったようです。

 岡田さんは次のように答えました。

 「ああこんばんは。まあ(集団的自衛権について民主党幹部は?)あまり語っていなかったかもしれませんが、マニフェストには書いてあります。安倍さんが2年、3年、続いていくとそういうことは十分にあります。安倍総理は総理になる前に、日本国憲法はGHQが短時間でつくった欠陥憲法だという憲法観の持ち主です。 海外での武力行使については、安倍さんはハッキリ言っていませんが、これは、具体的なところ(安全保障法制の再整備法案?)が出てこないとまだ分かりません。ただ、(7月1日の閣議決定のように)限定的なところから、集団的自衛権の行使をやろうとしていますが、私は(閣議決定ではなく)国会の問題だと思います。閣議決定で集団的自衛権ができるということになると、歯止めが利かなくなってしまいます」と語りました。

 なお、インタビューでは、民主党の体制に関する質問はいっさいなく、この直後に、海江田万里代表が続投を宣言しました。 



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