
質問者 民主党 鳩山由起夫幹事長(北海道9区)
自民党 伊吹文明幹事長 (京都1区)
民主党 古川元久さん (愛知2区)
答弁者 福田康夫首相、額賀福志郎財務相、増田総務相
さて、通常国会一発目の代表質問をどうまとめようかと思ったらMSN産経ニュースにとてもうまい記事が載っていましたので、これを載せちゃいます。
私のモットーは「明日やれることは明日やる」。
戒めは「完璧主義は身を滅ぼす」。
通常国会は150日間もありますからね~。
(MSN産経ニュースからの引用。太字、色づけは下町の太陽)
首相そっちのけで自民と民主が批判合戦
福田康夫首相の施政方針演説に対する各党の代表質問が21日に始まったが、独自カラーがあまり見えない首相をそっちのけにして、自民、民主の二大政党の幹事長が批判合戦を展開した。
また、通常の代表質問と異なり、与党と野党が攻守所を変えて、民主党の鳩山由紀夫幹事長が延々と政策を語って、自民党の伊吹文明幹事長が攻撃するという場面も多く、衆参「ねじれ」国会を象徴するような幕開けとなった。
「政権交代が現実のものとなりつつある今日、国民が知りたいのは今の政府の方針ばかりではない」
トップバッターで質問に立った鳩山氏が冒頭から挑発的な言葉を発すると、議場は民主党議員の拍手と、自民党側の「早く質問しろ!」とのヤジが混ざり合い騒然となった。
鳩山氏は暫定税率廃止を重ねて強調し、基礎年金の全額税方式への転換など「政権政党」を念頭に具体策を次々と提示。「さながら民主党による施政方針演説だ」(自民党中堅)との声も聞こえた。
ただ、党のトップが担うことが多い通常国会冒頭の代表質問に立ったのは、小沢一郎代表ではなかった。しかも、小沢氏は鳩山氏の質問に対する首相の答弁が終わると、2番手の伊吹氏の質問の前に中座してしまった。
伊吹氏は鳩山氏への皮肉たっぷりに、「自党のプロパガンダではなく首相に質問する」と質問を開始した。
さらに、11日の新テロ対策特別措置法の再議決を途中退席して批判を浴びた小沢氏に当てつけるように、「小沢代表は残念ながら議席にいないが…」と嫌みたっぷりに指摘した。
その後、議場に戻った小沢氏について、鳩山氏は本会議後に、「(伊吹氏の質問は)聞くに値するとは思わなかったということだろう」と強弁したが、後味の悪さを残した。
(中略)
一方、伊吹氏は「財源はどこにあるのか」と民主党の政策の現実性を批判しつつ、参院で野党が過半数を占める状況を踏まえ、「国民への責任から野党も逃げることはできない」と指摘。嫌みを織り交ぜた独特の語り口は、首相答弁よりも自民党議員の喝采(かっさい)を浴びた。首相が18日の施政方針演説の目玉として強調した消費者行政に関する新組織発足についての質問はほとんど出なかった。
(引用おわり)
「消費者担当大臣」を設置するという話が進んでいるようですが、鳩山さんは行革担当大臣、地方分権担当大臣なども機能していないと指摘しました。
「政府がアイヌ民族を先住民族を認めないのはなぜか?」という質問をしました。私はこのことを知らなかったのですが、福田首相の答弁は「認められない」とのことでした。
鳩山さんは原油高に関して、「マネーゲームである」という認識を示し、「サブプライムローンという聞き慣れない言葉がTVから聞かれない日はない」として、G7の枠組みで政府に対応を迫りました。
鳩山さんは「民主党政権」という言い方はせず、「民主党がになう政府」「民主党の政府」という言い方をしていました。
イギリスでは野党第一党のことを「女王陛下の反対党」「バックアップ政党」などと言います。
日本でも二大政党制が70年ぶりに復活しつつあります。バックアップ政党として、政府を担当したときの姿を国民に具体的に説明する姿勢は、バックアップ政党の代表質問(施政方針演説)として、ひとつのあり方を示しました。鳩山さんらしい教養あるこなれた表現で、身振り手振りもよく、英国紅茶のような味わいのある演説(質問)でした。
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