[写真]農林水産省、東京都千代田区霞が関、2015年7月、宮崎信行撮影。
農林水産省は、開会中の、第195回特別国会に、「競馬法改正案」を提出する方針を固めました。
第195回特別国会は、2017年10月の第48回衆院選を受けて、第4次安倍内閣を指名した後、現在開会中です。
競馬法の附則第8条の規定が
「平成17年度(2005年度)から平成29年度(今2017年度)まで」になっており、
これを、5年間延長して、
「2022年度(改元後の新元号4年)まで」とするのが改正法案の柱。
「平成29年度まで」の期限付き「サンセット条項(一定の期間が過ぎたら、その条項は日没のように効力を失う法律の条項)」は、附則第7条と、附則第8条があります。このうち、附則第7条は、そのままサンセット(失効)させ、附則第8条のみ、5年間延長する内容。
現行の競馬法附則第8条の条文は次の通り。
[政府のデータベースから抜粋引用はじめ]
競馬法
(昭和二十三年法律第百五十八号)
施行日: 基準日時点
最終更新: 平成二十九年六月二日公布(平成二十九年法律第四十五号)改正
(中略)
(協会の行う業務に必要な資金の確保)
[政府データベースから抜粋引用おわり]
自民党の国会対策委員長は、農林水産大臣経験者で農林族の、森山裕さん。衆参の農林水産委員会は、前の任期中に、TPP対決案件が特別委員会に移されたこともあり、波静かな運営が続いてきました。今の任期でも、競馬法改正案そのものは、スムーズに処理されるかもしれません。
先の解散の数カ月前からくすぶり続ける、内閣府・文部科学省・農林水産省にまたがる「加計学園、今治獣医学部特区」問題が横に展開してくることが考えられます。特別国会なので、国会日程そのものが、ハマりきらずに、来年の通常国会に持ち越されることはありそう。ですが、競馬法改正案が日切れ法案として今年度中に成立することはかたいとみられます。
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(C)2017年、宮崎信行。
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Miyazaki Nobuyuki