(写真は日経、ローソンの新浪社長=左=と握手する日本郵政の西川社長)
日本郵政民営化からほぼ100日間。
「ゆうパック」を日本通運の「ペリカン便」と統合し、合理化。
今度はローソンとの包括提携を発表。
宅配便、郵便局(ATM)と、不採算部門を矢継ぎ早に合理化(リストラ)する日本郵政株式会社の西川善文社長(にしかわ・よしふみ、当ブログでの愛称“平成のベスト・バンカー、ダンディ・ゼンブン”)。
実に素速い対応です。
写真を見ても分かるとおり、やり手顔。
“典型的な住友顔”をした平成のベストバンカー、西川ゼンブンのすごさには脱帽です。
8日の衆院予算委で、民主党の岡田克也副代表との質疑。
西川参考人は「かんぽ(簡易保険)は30%です」と答弁。
かんぽの新規契約高が前年比30%ということで、岡田さんは「どうですか総理、30%減少じゃなくて、前年の3割にまで落ち込んでいるんですよ」とのこと。
簡保の契約残高は140兆円ほどだと思います。
そのほとんどは日本国債と財政投融資の残り債権で運用されていると思います。
いまの日本社会はカネ不足です。流動性があきらかに足りない。
みんなカツカツです。
3連休も自宅で過ごした人が多かったようで、これは相当まずいでしょう。
私も33年間生きてきて、今が一番流動性不足ですよ。
私は貸倉庫業をやってますが、その倉庫がある自治体で、生活苦のため、ナタを振り回した一家心中事件が起きました。
他人事といえば、他人事なんですが、ダンナは機械工とのこと。
機械街の機械屋の息子として生まれ育った下町の太陽としては、「ああ、亡くなったAさんも苦しんでいたなあ」などということに思いを馳せるわけです。
Aさんはナタは振り回さず、サウナで亡くなったようですが。
で、日本郵政は住宅ローンのほか、クレジット・カードを開発する、と既に発表していますが、早くクレジット商品を販売して、世間にカネ(money)を回してほしいですね。
昨年10月1日以降、注意して世間を見ていましたが、やはり世間にマネーが回っていない。もちろん、すべてが日本郵政のせいだとは言いませんよ。
ただ、ゼンブンが10月1日前後のインタビューで言及していた「企業向け融資商品」についてはいまだ「開発着手」という発表がない。
もうこの際、あまりある日本国債を担保にマネーを工面し、日本でマイクロ・クレジットでも始めたらどうですか?
西川ゼンブンさんという人は、「話せば分かる人だ」と最近、思うようになりました。
みんなが苦しんでいる今だから、緊急避難的にマネーを流した方が日本郵政のためにもなるんじゃないでしょうか?
僕の話を聞いてよ、ゼンブン! お願い、ゼンブン!
ローソン・日本郵政、包括提携へ 局内に「小コンビニ」(朝日新聞) - goo ニュース
コンビニエンスストア大手のローソンと日本郵政は12日、新たな包括提携で合意し、コンビニと郵便局の複合型店舗を本格的に全国展開する方針を固めた。同日午後、発表する。郵政は全国2万4000局の郵便局網を有効活用し、ローソンはコンビニ市場が飽和する中で新たな販路を確保する。
複合型店舗は、今後3年で約800店を見込んでいる。両社はこれまでも都市部を中心とした数カ所で複合型店舗を実験的に導入している。新たな提携ではこれに加え、コンビニの一部商品を郵便局で販売するなど、郵便局内の「小型コンビニ」的な展開も検討している模様だ。これに伴い、両社の物流網も相互に有効活用し、輸送コスト削減も狙う。