(写真は長妻昭さんが提示したパネル=絵のように見えますが、写真のようです)
【2008-2-14衆院予算委】
長妻昭さん(東京7区比例)が登場。
この人は冒頭に大ネタを持ってきます。
きょうは
「道路特定財源でアロマセラピー(関連装置)を購入していた」
冬柴国交相の答弁と長妻質問をまとめると、
平成16年度(2004年度)に
国交省の出先機関(中部地方整備局)が
46,000円で
アロマセラピー(装置)を2台購入していた
とのこと。
冬柴国交相は「もしも国民が不快だとおっしゃるようなら、私はおわびを申し上げないといけないと思います」と清々しく謝罪しました。
これも含めて、きょうの政府答弁はボロボロでした。
冬柴国交相、町村官房長官、平井国交副大臣、舛添厚労相から総務省行政評価局長まで、這々の体でした。NHKが入っていなくても、国民はみてるよ。
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【国会傍聴記 2008-2-14 衆院予算委・一般的質疑】
私はきょうの長妻質問で、おそらく国会史上初のできごとがあったと思います。
一つ前のエントリで書いた「道路特定財源(社会資本整備特会の道路整備勘定)で、地下鉄やモノレールをつくっている」ということを明かした中で、
「おもてに出ない資料」
として
概算要求書を読み上げました。
概算要求書は国交省など各省が7月31日ごろまでに作成します。
これを財務省主計局に提出。
財務省主計局の国交省担当の主計官らはこれをもとに国交省の課長らからヒアリングしたり、現地を視察したりの作業を続けて、
12月20日ごろに「財務省原案」を発表します。
「大臣折衝」という“儀式”を経て、
12月24日ごろに「本予算の政府原案」ができあがります。
で、この概算要求書は国交省と財務省主計局の間で取引される文書です。
おそらく情報公開法の対象になっているとは思いますが、きょうの長妻さんは違うルートで入手したようです。
仮に主計局と国交省以外から漏れたとすると、
国交省は予算を取りたいわけですから、
①自民党の族議員に説明して、圧力をかけてもらう
②マスコミにリークし、「国交省が来年度実施する予定」という記事を書いてもらう
というルートがあると私は思います。
ところが文書管理がしっかりしていないと、天下の主計局に制裁を加えられる可能性があります。制裁とは「予算をつけない」という制裁です。これはメチャクチャ効きます。
で、野党議員の長妻さんがどうやって入手したかということですが、霞が関が意図的に流した可能性が極めて高いと推し量ります。
そうすると、
①国交省内部の憤る中堅の役人
②主計局
のいずれかでしょう。
さてどっちでしょうか?
私も分かりません
・・・②かな。
【国会傍聴記2008-2-14衆院予算委・一般的質疑】
長妻質問から。
道路特定財源で、地下鉄を建設したことが明らかになりました。
冬柴国交相は「渋滞緩和効果が見込める」と答弁しました。
沖縄のモノレールや東京の地下鉄で使われているそうで、
長妻さんは「だったら道路に隣接した地下鉄にしか使えないではないか?」
「渋滞緩和効果が見込めれば、空港を作ってもいいのか?」
特別会計書の社会資本整備特別会計の道路整備勘定をみると、
(716ページ)
01 道路環境改善事業費に含まれる
「沿道環境改善事業に必要な事業費の一部補助」
「道路交通環境改善促進事業に必要な事業費の一部補助」
(718ページ)
05 道路交通安全対策事業費に含まれる
「(自治体が整備する道路の)モノレール道など整備事業5カ所」
のいずれからか、“漏れだした”お金だと考えます。
この証拠として、長妻さんは
「本来、おもてに出ない資料だ」
として、国交省が財務省主計局に提出した概算要求書を読み上げました。
さて、これは私は歴史的なできごとだと思いますので、エントリを別に仕立てようと思います。つぎのページをみてください。
【長妻質問】きわめて異例なできごと
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基本的に財務金融委員会が軸になると思います。
展開が予想できないです。
本格的な審議は25日週から始まるようで、私も関西出張から帰京していますので、ちょっと興味津々でウォッチしたいところです。
ガソリン税、19日審議入り=衆院 (時事通信) - goo ニュース
衆院議院運営委員会は13日夕の理事会で、揮発油(ガソリン)税の暫定税率維持を含む租税特別措置法改正案など税制改正関連法案について、19日の本会議で趣旨説明と質疑を行い、審議入りすることで合意した。21日には、揮発油税などの使途を道路整備に限定した道路整備財源特例法改正案の趣旨説明と質疑も行う。
理事会では、与党が税制関連法案と特例法改正案について週内の審議入りを求めたが、野党は反対を崩さなかった。このため週内の審議入りは見送る一方、法案が付託される総務、財務金融、国土交通の3委員会での審議促進を申し合わせた。
日本銀行総裁人事が注目されています。
3月19日が任期切れですから、与野党ともそろそろ決めないと。日銀総裁の重要性からしたら、もう正式に決まっていてもいいくらいです。
国会同意人事案件です。
で、金融に強い時事通信社がアンケートをしました。
次の日銀総裁に「だれがふさわしいか」とエコノミスト30人に聞いたところ(2人無回答)、「武藤敏郎副総裁」が14人、「植田和男東大教授」が6人となりました。
民主党の人事プロジェクトチーム座長の仙谷由人さんらは、財務省出身の武藤さんに難色を示していますが、武藤総裁の可能性が高まってきていると感じます。
むしろ、副総裁(2人)に注目しています。
総裁が財務省出身の場合、副総裁は日銀出身者が起用されてきました。
読売新聞2月9日付記事によると、
白川方明(しらかわ・まさあき)京大教授(元日銀理事)が有力だとしていますが、、他紙は白川さんの名前を報じていないようです。
私は日銀の歴代理事は全く知らないのですが、日銀がある日本橋本石町のなかで、かけひきがあるのでしょうか?
もう一人は「学者枠」。有識者から起用されるでしょう。
これはおそらく植田和男さんだと思います。
植田さんは「実質ゼロ金利」政策に立ち会った日銀審議委員でした。
高橋進さんの名前が挙がっていますが、小泉内閣の内閣府で局長ポストを務めたので、これこそ民主党(DPJ)が納得しないと思います。
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武藤氏半数占め1位=次期日銀総裁に「ふさわしい人」-エコノミスト30人に聞く (時事通信) - goo ニュース
福井俊彦日銀総裁の任期満了が約1カ月後に迫る中、時事通信社は14日までに次期総裁・副総裁に「誰がふさわしいか」を問うエコノミスト30人への緊急アンケートを実施した。次期総裁では、28人の回答のうち武藤敏郎副総裁が14票と半数を占めトップ。元日銀審議委員の植田和男東大大学院教授が6票で続いた。
アンケートは12、13の両日、電話で実施。人物名とその理由を匿名(一部実名)で聞いた。