【8日午前9時、恒三さんが登場】
8日午前9時から、衆院予算委の代表質問に渡部恒三さんが登場。
「会津のケネディ」こと恒三さんは早大院で政党論を修め、「二大政党制」を主題に修士論文を書きました。
それ以来、一貫して二大政党制を主張しています。
衆院副議長として無所属の時期があったため、13期連続の国会生活で在籍したのは、自民党、新生党、新進党、民主党の4つだけ。出たり入ったりがない「きれいな」党歴です。
【「新進党が残っていれば」に同感】
10年前、民主党結党大会に来賓として出席した渡部副議長(無所属)。
山一証券、北海道拓殖銀行の破たんで大揺れの日本経済を前提に、
「もしも新進党が残っていれば、いまごろ政権をとれていた」とあいさつ。
来賓席にいた小沢一郎自由党党首を面前でたしなめました。
私は当時も今も恒三さんの認識に賛同します。
恒三さんはぶれない。
【甘かった恒三さん】
思い起こせば、恒三さんが甘かったシーンを思い出します。
細川護煕首相を選んだ歴史的な本会議。
ちょっとした事務的ハプニング(衆院事務局が点呼の際、ページを2枚めくって自民党議員の一部を読み飛ばしてしまった)に対して野党・自民党が見苦しい抵抗をしたため、長引いてしまいました。
やっと終わった本会議の後、国会内でNHKの報道特番に恒三さんが生出演。
本会議の感想を述べた恒三にスタジオにいた記者から質問がかかりました。
「野党・自民党に言いたいことは何かありますか?」と聞かれた恒三さんは、
「ああ、そうだ! 」と目を輝かせ、
「これから日本でも本格的な二大政党政治が始まるのだから、自民党にも頑張ってもらわないと!」
が、1年後、自民党は国民を欺き、日本社会党の村山委員長をかつぎ、羽田内閣を闇討ちにして政権を奪い返すという暴挙にでました。
そして今日にいたるまで自民党政権が続いています。
自民党には二大政党制によるデモクラシーなど頭にありません。
やつらは権力の亡者にすぎません。
社会党、さきがけ、公明党、自由党らと「結婚と離婚」を繰り返し、国民に「失われた10年」という負担を強いながら、政府に居座る続けるインチキ政党=自民党。
【自民党幹事長に嵌められた民主党】
第169国会の冒頭でいきなり、民主党は自民党に嵌められました。
自民がつなぎ法案提出→民主が必死の反対→議長があっせん→つなぎ法案撤回
を経て、気づいたら、内閣の租税特措法延長法案の年度内成立のメドがたってしまいました。
伊吹幹事長に嵌められた悔しさから、私は先週半ばから床に伏せ、ブログの更新が停滞しています。本当に悔しいったらありゃしない。恒三さんの登場をNHK番組表で知って、飛び起きてブログを書いています。
再来週は友人の町長選に遊びに行きますから、そろそろ元気出さないと・・・
所得税の確定申告って3月17日締め切りなんですね。まだ間に合うわ。
福田首相が昨日、租特など日切れ法案の対案提出を要求しました。
これは古川元久さんらが衆院第一委員室の答弁者席に座り、TV桟敷の有権者に政権担当能力を見せつけるチャンスを得たとも考えられます。
が、民主党らしいまじめな論戦をしてしまうと、予算審議ですから自民党に手柄を横取りされる可能性があります。
だったら、民主党の得意技を繰り出せばいい。
民主党の得意技とは?
「本質論」です。
細かいことは気にせずに、前半国会は本質論にあけくれた方が選挙で勝てると考えます。
昨日(7日)、岡田克也さんが火ぶたを切りました。道路特定財源に関して小泉改革と福田内閣の違いを指摘し、地球温暖化問題に関してしっかりした意見を述べた岡田質問はTBSラジオの昨夜の番組で3番目の高い関心を得たニュースでした。
私はちょっと驚きました。
「厳しい冬」のなか、本質論を語る笑わん殿下(岡田さん)の良さにやっと気づいてくれた人が多かったようです。
岡田筆頭理事の指揮する予算委に2番手で登場する恒三さんが、福田内閣を早くも這々の体に追いやることでしょう。
恒三さんの後、長妻昭ネクスト年金大臣、原口一博ネクスト総務大臣らが続きます。
伊吹のダンナに嵌められた民主党。
私もすっかり落ち込んでいたのですが、毎日新聞電子版の近藤記者の次の記事を読んで、ようやく明るい気持ちになりました。
来春は民主党政府になっているでしょう。
第一委員室の答弁者席に座った民主党議員が、「リアル内閣」の額賀財務大臣、冬柴国土交通大臣を凌駕する答弁をしまくるシーンを想像すると笑えます。
さ、朝ご飯食べよう。
民主党:予算関連4法案提出へ 実質的な政府対案は初めて
民主党は7日、08年度政府予算案への実質的な対案となる予算関連4法案を今国会に提出する方針を固めた。民主党が、予算全体に対するまとまった考え方を具体的な法案にして提出するのは初めて。次期衆院選を見据え、政権担当能力をアピールする狙いがある。
福田康夫首相は同日の衆院予算委員会で「(政府案を)修正するなら、野党からきちんとした対案を出してもらわないといけない。対案が出ていない時に修正という話はない」と答弁。ただ民主党は、早めに修正協議に入ると、早期成立を目指す政府・与党の術中にはまりかねないと警戒しており、提出時期は予算委審議の展開を見ながら判断する。
4法案の中心は、「予算機能転換法案」。参院選のマニフェストで掲げた年金制度改革などの政策を重要施策と位置づけ、財源面で政策実現を確保することをうたう理念法だ。
「租税特別措置法案」は、民主党が昨年まとめた税制改革大綱を反映させる目的で、揮発油税などの暫定税率廃止のほか、中小企業優遇税率の引き下げなどを盛り込む。
「道路特定財源改革法案」は、暫定税率廃止と一般財源化を掲げ、地方減収分を補う財源を確保する。「租税透明化法案」は、民主党が「特定業界を優遇する減税措置になっている」とみなす租税特別措置全体を見直すのが目的だ。
予算案は憲法の規定で内閣にしか提案権がない。民主党はこれまで、政府の予算案に対する党の考え方を公表するなどするだけだった。しかし、道路特定財源をめぐる攻防で、暫定税率廃止に伴う財源問題などを政府・与党から批判され、民主党が政権を取った場合の予算の全体像を法案の形で示し、実質的な対案にすることを決めた。【近藤大介】
[写真上は歌手の倖田來未さん、下は首相の福田康夫さん=ともに時事]
【おぞましい表現狩り】
本当にこわい世の中です。
歌手の倖田來未(25)さんが、ニッポン放送が発局の全国ネット2時間ラジオ番組「オールナイトニッポン」に代役として出演。
録音放送だったそうですが、冒頭のトークで、マネジャーの結婚にふれ、「35歳になるとお母さんの羊水が腐る」とし、「早く子供を産んで欲しい」という発言をしたそうです。
私は羊水が腐るかどうか科学的には知りません。
個人差もあるでしょう。
で、この放送後、ネット上で騒動となり、倖田さんはHPで謝罪、ニッポン放送も謝罪、2日以降、自宅謹慎。
さらに他局のラジオ番組の公開生放送に出演する予定が、同じ所属事務所の歌手、鈴木亜美(25)さんに代わり、新アルバムのPR活動を自粛。
さらに撮影済みのTV番組「徹子の部屋」(テレ朝系全国ネット)が放送取りやめ(延期?)。
わずか一言、しかも録音をそのまま流したのは放送局(broadcaster)の方なのにこんなことになるなんて。
【20年前は「ブスに選挙権を与えるな」のたけしが人気】
20年以上前、ビートたけしが芸人として人気があったころ、日本テレビが「お笑いサドンデス」というすごいタイトルの番組をたけしに持たせていました。
その中でたけしは「ブスに投票権を与えるな」と言っていましたが、このころからたけしの人気は鰻登りになった記憶があります。
ところで、たけしも「オールナイトニッポン」を長くやっていましたが、放送前に阪神タイガースの社長が東京で飛び降り自殺したというショッキングなニュースが入った日。
たけしは冒頭、「何があったか知らないけど、死んじゃあいけないよな」という趣旨のことを話していました。浅草芸人特有の、明るい口調でせつせつと語りました。
弟子のダンカンは「社長の○○さんですかね」と名前を間違えていました。
これなんかは、今だったら、話題にすること自体、憚られたでしょう。
重い雰囲気の中、「いやーどうもー今週も始まりました~」みたいなどうでもいいトークになっていたかもしれません。
20年たって、今のbroadcasterはどうなっでしまったんでしょうか!?
TVでは、スポンサーの悪口も言えない。
ラジオは、会社の経営が厳しいこともあり、昨夏にはインタビューで「暑い」と言った外部者をしかりつけた番組がありました。
例えば、TVで
「そういえば、日本人妻の里帰り事業が10年前にありましたが、その後どうなったんでしょうねえ?」などといったら、その人は二度とTV局に呼ばれないでしょう。
本来的に「ぶっちゃけメディア」であるべき、ラジオでも言えないのが現実。
もはや日本(Japan)のbroadcasterはメディアとして自滅寸前です。
【責任はすべて自民党にある】
なぜ、こんな日本になったのでしょうか?
それはすべて自民党のせいです。
100%自民党のせいです。
ドイツ国民は戦前、民主的な総選挙で、ヒトラー党首のナチス(国家社会主義ドイツ労働者党)に3分の2数を与えてしまうという失態を犯しました。
しかし、ドイツは国家の意思として、ナチスを絶対悪にしました。
ですから、そのときのドイツ国民の責任は国際社会では不問です。
叩く相手は倖田來未ちゃんではありません。
叩く相手は自民党です。
福田総裁を叩いて叩いて叩きまくるべきです。
なぜ叩かないのですか?
ひょっとして怖いのですか? 怖いの?
みんな早く目を覚ましてください。
国が崩壊寸前なんですから!