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ニュースサイト 宮崎信行の国会傍聴記

元日本経済新聞記者の政治ジャーナリスト宮崎信行が3党協議を現地で取材したり国会中継を見たりして雑報を書いています。

民進党結党大会開かる

2016年03月27日 17時34分15秒 | 岡田克也、旅の途中

[写真]民進党の岡田克也代表、2016年3月27日、東京・品川プリンスホテル、筆者・宮崎信行撮影。

 民進党結党大会が平成28年2016年3月27日(日)、東京・品川プリンスホテルで開かれました。なぜ「品プリ」かというと、急で他が空いていなかったからだそうです。私は品プリ、ステキな会場だと思いましたよ。

 私は少なくとも5度目の「結党大会」ということで、低いテンションで、直前に現地に到着しましたが、希望通り低いテンションの大会で良かったです。もう新党はこれで最後にしましょう。

 大串博志実行委員長が開会宣言。

 松野頼久さんがこの間の経緯を説明し、自らは無役になると宣言しました。

 岡田克也代表は大会後の記者会見で、「松野さんは最大の功労者だと思う。いつか近い将来、党を引っ張る役割を果たしてほしい」と語りました。

 岡田克也代表は、江田憲司代表代行、長妻昭代表代行、蓮舫代表代行、枝野幸男幹事長、安住淳国会対策委員長、玄葉光一郎選挙対策委員長、山尾志桜里政務調査会長、郡司彰参議院議員会長を指名し、了承を得ました。任期は全員平成28年2016年9月30日まで。

 [写真]左から、玄葉光一郎選対委員長、枝野幸男幹事長、蓮舫代表代行、岡田代表、山尾政調会長、江田代表代行、長妻代表代行、郡司参議院議員会長、安住国対委員長。

 民進党規約では、党大会、両院議員総会、常任幹事会、執行役員会、次の内閣を設けました。

 民進党規約10条は、「執行役員会は、代表、代表代行、幹事長、参議院議員会長および代表が必要と判断し指名した役員で構成する」とあります。代表が指名する役員がどうなるかはまだ分かりませんが、現段階では、岡田、江田、長妻、蓮舫、枝野、郡司の6名だけで構成されるインナー幹部会になります。迅速な決定と同時に、岡田側近色の強いメンバー。第24回参院選、第48回衆院選、9月30日の任期満了に向かって、選挙で勝って政権交代をめざし、ダメなら総退陣という決意を感じます。

 一方、政調会長は、自公と同じく「政務調査会長」の名称になりました。ただ、次の内閣(ネクスト・キャビネット)は代表直属となりました。執行役員会、次の内閣との比較では、政調会長の鼎はかなり低くなりそうです。

 初代政務調査会長には山尾志桜里さんを指名。岡田さんよりも21歳年下。岡田さんは会見で「かねてから注目していた。間違いなく将来のリーダー候補の一人です」と語りました。

 岡田さん自身、次の衆院選で一気に、民進党岡田内閣の樹立をめざす。それでダメなら、辞めるか、将来山尾内閣の長老をめざす。強い決意を感じました。


[写真]民進党結党を宣言する、岡田克也代表、2016年3月27日、品川プリンスホテル、筆者・宮崎信行撮影。

 岡田代表は「衆院選ではすでに190名の候補者の擁立のめどが立っている」としながらも、「民進党として新しく公募する」と語り、リクルート体制の「特命人事部」は白紙に戻す考えを示しました。

 党大会では、枝野幹事長が「地域における組織統一は、選挙を勝敗を決します」との強い表現で、地域組織の統一に、党本部も全力を挙げる考えを随所で強調しました。

●旧民主党最後の記者会見で、岡田代表「合格点」。

 民進党結党大会に先立つ、先週金曜日、旧民主党最後の記者会見が党本部で開かれました。

 岡田克也代表は冒頭自ら、「1998年に結党以来18年間、今日まで民主党を支えていただいた全国の党員・サポーターの皆さん、地方自治体議員の皆さん、関係者の皆さんに心からお礼を申し上げる。本当にありがとうございました」と語りました。

 旧民主党の20年について点数をつけるようたずねると、「合格点だと思う。戦後政治の中で、選挙を通じて自民党政権を倒し、政権交代を成し遂げた政党であるという意味では合格点だ。ただ、もちろん反省すべきことはたくさんある」と述べました。

 ◇

 きょうの民進党結党大会でも、来賓の脳科学者、茂木健一郎さんが「人工知能が強くなったのは、反省を覚えたからだ」とし、政権時代の判断に関して、他の選択肢が無かったかどうか、その時の情報や価値観は妥当だったかどうか反省してほしい」と促しました。 

 まあ、良い大会だったのではないでしょうか。

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岡田克也が語る民主党の20年「議員立法が成立するようになったのは民主党の功績」

2016年03月20日 22時05分18秒 | 岡田克也、旅の途中

[写真]岡田克也さん、2012年1月、民主党政策調査会会議室、衆議院議員会館内、筆者・宮崎信行撮影。

 「議員立法が極めてまれだった時代に結党し、それを変えたのが民主党だ

 岡田克也さんが民主党の20年を振り返りました。

 岡田さんは民主党結党当時、「役所が事実上作った形だけの議員立法はありましたが、議員がつくる議員立法は皆無に近かった。今では、他党も含めて、議員立法がかなり提出されるようになったし、それが成立することも珍しくなくなった。そういう文化を変えたのが民主党だ

 とし、民主党の20年で、議員立法が増えたことを成果としてあげました。

 2016年3月18日(金)の記者会見での発言。

 民主党の綱領「民主中道」を書いたのは、川端達夫さん、岡田さん、枝野幸男さんの3人。当初は川端政調会長が有力でしたが、幹事長代理を2人置くことになり、「菅直人代表を2人の幹事長代理(鳩山由紀夫さんと川端さん)が支える構造」をとることになり、政調会は「伊藤英成会長を、岡田代理、枝野筆頭副会長が支える構造」をとることになりました。

 忘れ得ぬ光景。

 日経新聞政治部記者として、新党友愛(中野寛成代表・伊藤幹事長)の番記者から民主党取材に流れた私は、1回目の政調役員会を見ました。衆議院の旧第一議員会館の地下にあった、民主党割り当ての会議室です。他社の15人くらいの記者で、頭撮りを取材し、その後、廊下で雑談しながら待ちました。会議が終わり、副会長らが出払ったタイミングを見計らって、15人ほどでぞろぞろと会議室に入っていくと、それを見た、会長が「しまった!」最大野党では、政調役員会終了後に、事後のブリーフィング取材を求められると想定していなかったようです。すかさず、岡田政調会長代理が「私がやりましょうか?」。会長が「いや、私がやる!」。綱領を書いた岡田代理と枝野筆頭副会長に支えられながら、伊藤会長が民主党最初の事後ブリーフィングにのぞみました。その日から、たったの11年後に政権はとれたし、あまり、うまくいくわけがないですね。まあ民進党はいつでも政権に戻れますよ。私は伊藤英成先生を尊敬しています。

 2016年に戻ります。岡田さんは会見で「政調会長が変わっても、私は政調会長代理は変わらず長くやりました。民主党の政策の基礎を築いたと自負しております」と語りました。

 そして、「様々な政策を自由に議論するのは民主党の良いところ。政策の議論というのは、議員としてのキャリアはあまり関係なくて、当選1回の若い議員でも、堂々と良い政策を掲げれば、議員立法の中心になれる こういったところは民進党に引き継がれていってほしい

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民進党規約「地方自治体議員団、女性議員団、青年議員団」を提言機関と位置付け、岡田克也さん

2016年03月18日 18時19分14秒 | 岡田克也、旅の途中

 岡田克也さんは平成28年2016年3月18日(金)の定例記者会見=写真・筆者宮崎信行撮影=で、

 民進党の党規約第30条に、(1)地方自治体議員団、(2)女性議員団、(3)青年議員団を党の正式な組織として書き込み、「党運営や政策について、幹事長や政調会長に提言できる。幹事長、政調会長は提言を真摯に受け止めなければならない」と定めることを発表しました。岡田さんが新党協議会に提案していたもの。

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岡田克也民進党代表「後輩のお母さんたちのために」との声「受け止める」保育園

2016年03月17日 18時14分32秒 | 岡田克也、旅の途中

[写真]民進党の岡田克也代表、2011年、国会内、筆者・宮崎信行撮影。

 民進党の岡田克也代表(ネクスト総理)は、平成28年2016年3月17日のブログなどで、

 「待機児童緊急対策本部」の本部長を務める中で、意見を聞いたママから、

 「やがて仕事に復帰すれば、こういう問題に対応するだけの時間もさけなくなってしまう。今の時期だからこそ、後輩のお母さんたちのために、自分たちが動かなければならない」

 と聞き、 

 「しっかり受け止めなければいけない

 と感じた、と支持者に報告しました。

 以下の写真は、岡田かつやさんの公式ブログ「Talk-About(トークアバウト)」掲載写真から。





[ブログから全文引用はじめ]

待機児童対策本部─お母さんたちの気持ちをしっかり受け止めたい

 待機児童の問題への関心が、山尾志桜里議員の予算委員会質疑をきっかけに高まっています。民主党としても「待機児童緊急対策本部」を設置し、第1回の会合を開きました。

 お母さんたちに、小さな赤ちゃんを抱っこしたまま、わざわざ国会まで来ていただいて、いろんな話を聞かせていただきました。

 保育園が見つからないことで、職場復帰できない人がたくさんいるということは、本人だけではなく、社会全体にとっても損失じゃないか。

 妊娠すると、つわりがひどい時期から保育園探しをしなければならないが、「50人待ち」と当たり前のように言われてしまった。4月と言わず、いつでも子どもを預けられるような仕組みが必要だ。

 保育士さんの待遇を改善しなければ、保育士不足というものが変わらない。等々、直接問題に直面したお母さんたちから有益なお話を伺うことができました。

 まず、保育士さんの待遇改善問題は、民主党はすでに法案を準備していますが、もう一回、中身を見直して、よりしっかりしたものにして、国会に提出していきたいと思います。

 お母さんたちも、やがて仕事に復帰すれば、こういう問題に対応するだけの時間も裂けなくなってしまう。今の時期だからこそ、後輩のお母さんたちのために、自分たちが動かなければならないと、そう思ってやってきたと言われました。

 彼女たちの気持ちをしっかり受け止めなければといけないということを強く感じました。

[おわり]

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岡田克也代表が率いる二大政党は「民進党」に 2016年3月27日結党、政権交代めざす

2016年03月14日 15時14分04秒 | 岡田克也、旅の途中

[写真]岡田克也・民進党初代代表、写真は2016年2月26日(金)国会内で筆者・宮崎信行撮影。

 平成28年2016年3月27日に立党する、岡田克也代表(ネクスト総理)率いる、政権担当の能力ある二大政党は

 「民進党」に決まりました。

 男女普通選挙になってから最初の小選挙区だった、1996年の第41回衆院選は、

 「自由民主党」が議席占有率50・4%、「新進党」が25・8%、「民主党」が10・4%でした。

 新聞の1文字の略称は「自」「進」「民」の3文字だったことから、菅直人さん、枝野幸男さんが率いた「民」と岡田克也さん、松野頼久さん(当時は党職員)が率いた「進」の2文字をあわせて、民進党で、政権交代ある二大政党政治の原点に戻ります。

 私は今朝広辞苑を引きました。「立憲」は「憲法を制定すること」。我が国の最高規範「日本国憲法」はすでに制定しており、一部政党の「自主憲法制定論」にも立たないことから、「立憲」が入るのは不自然です。今朝気づきました。

 民進党は、今国会(6月1日まで)終了後、6月23日(木)ごろに公示される第24回参議院議員通常選挙に突入。岡田克也代表を無投票で再選したうえで、第48回衆議院議員総選挙での、岡田内閣実現に一丸となる見通し。

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「岡田克也さんは頑固で人の話を聞かないがそれがリーダーシップに」蓮舫代表代行

2016年03月04日 23時59分56秒 | 岡田克也、旅の途中

(このエントリー記事の初投稿日時は2016年3月7日午後10時半で、それから4日付にバックデートしました)

 2009年5月の岡田克也陣営の事実上の事務局長で、2015年1月から、岡田克也代表を代表代行として支えてきた、

 蓮舫参議院議員=2016年参院選東京都選挙区公認候補(内定)者=は、平成28年2016年3月27日(日)にせまった、新党(岡田克也代表)をめぐって、

 「それとこの間、岡田代表をそばで見させていただいて、やはり頑固だとか人の話を聞かないという側面はまだあります。でも、それがいい形でリーダーシップになっているということを、私はものすごくよく学ばせていただきました。いろいろ言われることもしっかり聞いているし、自分が担ったことは前に進めようというかたくなさもありますし、何よりもブレないで、「これが最後」でしっかりと受け皿になるんだという覚悟を間近で感じさせていただきましたので、これまで以上にしっかり支えたいと思います

 と語りました。4日の記者会見での発言。

 「人の話を聞かない」のと「頑固」これはまさに政界におけるリーダーシップです。

 岡田克也とともに、日本の持続可能性を高めましょう。

 このエントリーの本文維持は以上です。

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丹羽宇一郎さん「狂いに似た確信を持て」民維新党を後押し TBS時事放談

2016年02月28日 06時50分31秒 | 岡田克也、旅の途中

 伊藤忠商事の社長や、駐中国日本大使をつとめた、丹羽宇一郎さん(77歳)は、2016年2月28日(日)放送の「TBS時事放談」=画像右、放送画面をスクリーンショット=で、

 岡田克也代表と松野頼久代表が合意した「民維新党」について、

 「狂いに似た確信を持て

 とエールを贈りました。これには藤井裕久さん(83)も「胆力です。私は共産党まであわせて協力すべきだと考えています」と同調しました。

 新党の旗を問われた丹羽さんは

 「反自公です。今の政権についていけないという人は、民主党と新しい野党に入ってほしい。そのくらいの決意と覚悟でやってほしい」としました。

 新党名について藤井さんは

 「党名はセカンド(二の次)です。まず、協調です。そして、反安倍です。日米軍事同盟とカネをばらまいて景気が良くなるなんてことは止めさせねばらない」とし、2015年ガイドライン安保法とアベノミクスに終止符を打たせるために、共産党と合併とはいかなくても協力すべしとしました。

このエントリー記事の本文は以上です。

(C)宮崎信行 Nobuyuki Miyazaki 
(http://miyazakinobuyuki.net/)

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●岡田克也代表、新党名、新綱領、新政策での新党2016年3月結党を発表

2016年02月24日 23時59分52秒 | 岡田克也、旅の途中

 民主党代表を兼ねる、岡田克也さんは、平成28年2016年2月24日(水)、「民主党と維新の党が合流し3月に新党を結成すること」「新党協議会をつくり共通の政策、党の綱領、党名を検討すること」の2点で、党議決定をとりつけたことを、ブログで発表しました。

 岡田さんは「政権交代ある政治、それが私の変わらぬ主張で、もう一度、新党のもとでチャレンジしていきたい」としています。

 私もまったく同じ思いです。

[岡田かつやTALK-ABOUTから全文引用はじめ]

岡田かつや TALK-ABOUT
2016年2月24日 (水)

新党結成へ─政権交代ある政治の実現にもう一度チャレンジする
民主党と維新の党との合流について、松野代表と私との間で一定の合意に達しました。

第1に、3月中に新党を結成するというものです。

第2に、共通の政策、党の綱領、あるいは党名などを検討するために、代表・幹事長からなる新党協議会を設置し、そのもとにチームを作って検討を進めるというものです。

以上の方針について、党の常任幹事会にも諮り、承認されました。また、今後そういった方針のもとで、さらに議論を進めるということについて、私に一任するということも決定されました。

維新の党の党内意見集約を待って、両党間でしっかりと確認をし、相当たくさんやるべきことがありますが、しっかりと進めていきたいと思います。

安倍政権については、様々な疑問があるが、しかし、それに代わる受け皿が見えないというご意見を、多くの国民の皆さんがお持ちだと思います。

この民主党と維新の党が一緒になった新党のもとで、そういった自民党に代わり政権を担う存在として、国民のみなさんにご期待いただき、支持いただけるように、しっかりと努力していきたいと思います。

政権交代ある政治、それが私の変わらぬ主張で、もう一度、新党のもとでチャレンジしていきたいと思っています。

[全文引用おわり] 

(このエントリーの初投稿日時は2016年2月25日午前5次で、それから24日付にバックデートしたい予定)

このエントリー記事の本文は以上です。
(C)宮崎信行 Nobuyuki Miyazaki 
(http://miyazakinobuyuki.net/)

[お知らせはじめ]

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インターネット版官報

[お知らせ終わり]

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[訃報]さようなら土肥隆一さん召天、連続7期で、2009年「岡田首相の正しい選択」忘れじ

2016年01月26日 23時59分59秒 | 岡田克也、旅の途中

 衆議院兵庫3区で、1990年から政権交代まで7期連続当選を果たし、2009年5月16日の民主党代表選では「菅元代表の名代」として、「岡田克也首相」をめざす、正しい選択をした、

 土肥隆一(どい・りゅういち)元衆議院議員が、

 報道によると、さる2016年1月22日、召天しました。

 76歳。旭日重光章。心より哀悼の意を表します。

 ただ、事前に断っておきますが、政権交代ある二大政党政治において、民主党の敵は自民党であり、けっして民主党内に敵はいません。そのパラダイムは、国民の多くが理解していると私は勘違いしていました。政権交代ある二大政党政治が定着しない中で、民主党の敵は自民党だというパラダイムを分かっていない、国民や国会議員が大多数であることを、ふつつかにも、私は知りませんでした。そのことについて、私は反省しております。私は日本国民を買いかぶっていました。

 土肥さんは、日本基督教団牧師で、「十字架委員長」こと河上丈太郎最大野党党首を継承した子息の後継者として、1990年の第39回衆院選初当選。戦後日本政治の一派である「キリスト教社会民主主義」の神戸(Kobe)の議席を守りました。

 第39回から第45回「政権交代選挙」まで連続7回当選。

 衆議院外務委員長。民主改革連合(民改連)幹事長をつとめました。1998年通常国会の統一会派「民主友愛太陽国民連合」の「連合」は民改連のことです。

 政権構想会議4党の幹事長の立場から、民主党立党に参画。菅代表を支えるグループを江田五月さんらと結成しました。

 菅さんは、2009年5月の民主党代表選で初めて不出馬。この際、土肥さんの動向が注目されましたが、同期で同じ党で当選した細川律夫さんに誘われ、「同期から首相を出そう」と「岡田克也首相」という正しい選択をしました。

 このとき、岡田陣営の出陣式には48名が出席し、残念会に47名が出席しました。この場にいた人は、岡田さんを含めてただ一人政務三役経験者はいませんでした。そして、3年3か月の政権後、1人は総理大臣になり、残りの衆議院議員も1人を除いて全員政務三役になりました。土肥さん一人だけ政務三役になれませんでした。2011年3月10日に離党したからです。

 この件は、首相官邸ウェブサイトで「土肥隆一」で検索すると分かるでしょう。次の部分です。

首相官邸ウェブサイトから引用はじめ]

(記者)
 フリーランスで宮崎です。これはお答えいただかなくてもいいのですが、3年半前の代表選に岡田さんが出馬されたときに、当時野党でしたが、マスコミオープンで48人ぐらいの衆参議員が出陣式や残念会のほうに出席されたと思います。
 そのときに、当時野党の岡田候補はこういうふうにおっしゃったと思います。このことを一つの励みとして民主党は強くなる。御支援していただいたここにいらっしゃる議員の皆さんの御厚情には、これから恩返ししていく。そのためには、まず政権交代だとおっしゃったかと思います。
 私はこれを聞いたときに思ったのは、政権獲得後の具体的には政務三役ですとか、そういったことも含めた恩返しなのかなというふうに、私はそのとき感じました。この48人のうち、この3年3か月に政務三役になれなかった方は5人いらっしゃいまして、そのうち4人は参議院1期生だった方です。もう1人は土肥隆一さんです。
 このときの恩返しというのは、そういった論功行賞といいますか、そういう意味だったのか。また、それが結果3年3か月、実際党を運営していく中で、ちょっとこの代表選での内輪での行き過ぎた争いにも若干つながったようにも思いますけれども、その辺今振り返って、3年半前のこの御恩返し発言というのは、どういう意味だったのでしょうか。

(岡田副総理)
 私は広く人事権を持つ機会というのはなかったのですね。外務大臣のときは、自分の副大臣2人、政務官3人の人事、あと幹事長のときですね。幹事長のときには、基本的に副大臣、政務官、それから党の役職、そこは私が事実上決めさせていただきましたが、あのときに考えたのは、小沢(一郎)さんに近いと言われている人たちをまず役職につけるということで、かなりの人がそれで役職につきました。そういう意味では、私を応援してくれたということとはちょっと違う判断で人事を行ったということであります。
 私を応援していただいた方々に対して、特に報いるとか、そういうことは考えてみれば、あまりしてこなかったし、そういう立場にもならなかったなというふうに思っています。むしろ最初の鳩山内閣で私を目立つ形で応援した人は、ほとんど役職につけないという事態でしたので、例えば玄葉さんとか安住さんとか鉢呂さんとか、鉢呂さんなんかは全く何もなかったですから、逆に干された感じ、結果的には、意図的かどうかは別にして、ほとんど役職につけないような状態でした。
 私は自分が外務大臣を受けた後で、そういうことに気がついて、ちょっと非常に申しわけない思いでした。そういう意味では、もう少し気を配るべきだったかもしれません。ただ、その後彼らも菅政権、あるいは野田政権の中で非常に重要な役割を果たしてくれたというふうには思っています。

[引用おわり]

 2011年3月10日の岡田克也民主党幹事長記者会見では、「役員会では「本人が記者会見をするので、それを見守っていただきたい」ということを申し上げました。土肥議員とは、電話では話はしております」と語りました。この後、私は土肥さんが民主党幹事長室(衆議院第14控室)に行く土肥さんに同行しました。翌日、東日本大震災。意外とビビりの私は、放射能が怖くてしばらく国会に行きませんでした。

 ただ、ここで気づく人はいるでしょう。土肥さんは1995年1月17日にも「届」を出そうとし、阪神・淡路大震災に遭いました。3・10提出は、土肥さんの国会での善行が及ぼしたのだと、私は考えています。

 なお、以前にも当ブログで訂正しておりますが、2012年10月16日の首相官邸記者会見会議録内で私が「土肥さんは日本領の平壌の御出身ですけれども」 と語っていますが、これは、「京城(ソウル)」の誤りです。

 2009年5月。私はホテルオークラを出て、「長井代助」状態となってしまい、サントリーホールをめざして歩いたら、新橋駅に出ました。日本はこのままどうなってしまうのだろうと絶望しました。しかし、殿に言わせると、「鳩山さんや菅さんより先に首相になっても政権はうまくいかなかった」そうです。

 だったら、土肥さんの立場はどうなるんだよ、と言いたいところですが、土肥さんは「正しい選択」をしたということだけは、100年先の日本人に伝えたい。

[当ブログ内から引用はじめ]

お帰りなさい 土肥隆一さん 民主党・無所属クラブに復帰 

2012年10月16日 20時09分35秒 | 第181臨時国会(2012年10~11月)友情解散

[写真]民主党・無所属クラブに復帰した土肥隆一さん。

 うれしいビッグニュースが飛び込んできました。

 兵庫県第3区(神戸市垂水区、須磨区)選出の衆議院議員、土肥隆一さんが2012年10月16日(火)、衆議院会派「民主党・無所属クラブ」に復帰しました。安住淳・会派代表者が衆議院事務局に届け出ました。近く、民主党に復党するとみられます。

  岡田副総理は16日の記者会見で「いろいろなことがあって、御自身責任を明確にされたということだと思います。私は当時幹事長でしたけれども、土肥さんは同期だし、非常に親しい友人でもありましたが、彼のほうから潔く離党ということで、身を処されたこと、非常に残念な思いと、それから土肥さんらしいなと、そういう気持ちで見ておりました。今回、かなり時間もたつ中で、党に入ったということではありませんが、会派に入られたということで、個人的にはよかったなというふうに思っています」と述べました。


 私が衆議院本会議で確認していた範囲内では、土肥さんは、この1年半、すべての採決で民主党の党議と同じ投票行動をしていたと思われます。

 土肥さんは昨年2月、故郷で開かれた日韓のクリスチャン議員外交において、竹島の領有権をめぐり、韓国議員側に、トラップにはめられました。あたかも日本の与党議員が竹島の領有権が韓国にあると主張しているような情報発信となってしまい、日本でも3月9日から大きく報道されました。慣れない与党議員として軽率のそしりは免れません。猛省が必要でした。が、土肥さんは3月10日午後5時半に記者会見し、民主党を守るために、自ら離党届を出しました。たまたま土肥さんが国会内民主党幹事長室に離党届を出す場面に私も居合わせましたが、入閣経験がない当選7回生なのに、淡々としていたのが印象的でした。そして一晩あけて東日本大震災が起きました。

 土肥さんは、1939年、父親が勤めていた(旧)朝鮮総督府があった日本領京城(現在の大韓民国ソウル)生まれ。ちなみに、きょうの岡田副総理会見の中で、私は「日本領ピョンヤンの生まれ」と発言してしまいましたが、正しくは「日本領ケイジョウの生まれ」でした。日本に引き揚げた後、国内キリスト教最大の信者を持つ日本基督教団(プロテスタント系)の牧師を現在まで務めています。政治家としては「十字架委員長」と呼ばれたクリスチャンで、右派社会党の委員長を務めた河上丈太郎の議席をその子息をはさんで引き継いでおり、1990年おたかさん社会党から初当選し、7回連続当選(第44回郵政選挙では比例復活)してきました。

 土肥さんは「民主主義の成熟度は政権交代ある政治を国民がいつも保持できることにある」との持論を持っており、河上丈太郎が果たせなかった夢を現代政治に反映しています。(当ブログ内参照エントリー「50数年ぶりに獲得した政権交代という“宝”をドブに捨てるな」と語る土肥隆一さんの肩書きは?)。

 民主党では「菅グループ」ともよばれる「国のかたち研究会」の会長をつとめてきた土肥さんですが、複数立候補の代表選では結党以来初めて菅直人候補が立候補しなかった2009年5月の代表選で、同期とともに岡田克也候補を擁立し、選対を務めました。このときの残念会で岡田候補は「きょうここに(小沢一郎氏のしめつけにもかかわらず)お集まりいただいたみなさんには必ずご恩返しをしたい」との「ご恩返し発言」をしており、その8月に結党以来初めて与党になってからは、この残念会メンバーが人事面で優遇されています。一部には「ヘビーローテーション」「メリーゴーラウンド」と言われるほど優遇されています。ただ、衆議院議員の中で、現在まで適齢期でありながら閣僚や政務三役を務めていないのは土肥さん一人になっていますが、10月1日の内閣改造後というタイミングでの会派復帰は、土肥さんが「私なんていいんだよ」と言っているようにも思えます。


[画像]「土肥さんはこの後、午後5時半から記者会見をしますのでそれを待ってください」としながら、親友の離党に悔しさを隠せないようすの岡田克也・民主党幹事長、2011年3月10日(木)午後4時過ぎ=民主党ホームページ内動画からキャプチャ。

 土肥さんはホントウに間の悪い人です。1995年1月17日の朝日新聞1面トップは、「新会派「民主」旗揚げ きょう離党届 社党24人参加で分裂状態に」となっており、この記事では、山花貞夫さん、土肥隆一さんら社会党右派(旧政権構想研究会=政構研系)が同日に日本社会党を離党し、新会派を結成するとしています。そして、自社さ政権を支える社会党左派について、「村山富市首相側には、除名処分などによって山花氏らと決定的な対立関係になるのは回避すべきだとの意見も出ているが、村山政権が厳しい状況に追い込まれることは確実だ」との観測を報じています。ところが、この新聞が配られた直後に、神戸直下に阪神・淡路大震災が発生。村山富市首相と小沢潔国土庁長官(自民党)のコンビで、1000人死者が増えたと私は考えていますが、会派結成話も立ち消えになりました。その3年後、第2次民主党の代議士会で山花貞夫さんが一兵卒として、第4控室のイチバン後ろに座っていたことを思い出します。

 神戸選出の土肥さんが、東日本大震災の発生の20時間前に、土肥さんが自ら離党を申し出たのは、地味だけどしっかりした21年間の議員生活の積み重ねたことにより、不幸中の幸いということで、疳の虫が働いて、危機管理ができたのかもしれません。

 菅直人さんが代表・総理になったときには、枝野幸男幹事長起用の際に、民主党ベテランが不快感を示したとのニュースが流れ、小沢一郎氏の発言かとの憶測を呼びましたが、土肥さんの発言だったというハプニングがありました。菅総理が、グループ会長として長年支えてくれた土肥さんを冷遇した理由は、私はまったく分かりません。しかし、自ら党を離れたことにより、土肥さんはまた新しい活躍の場を得たんだと思います。つくづく政治家は引き際が肝心だと思います。土肥さん、これからもがんばってください。

 話は変わりますが、民主党政権において、長年党を支えてきた議員が生まれ故郷に与党議員として凱旋して、国益を損ねかねない行動を取ることが散見されます。そもそも、インターネットによる情報化、新興国の発展によるプレーヤーの増加、国際会議によるマルチ・ラテラル外交の比重が増えている中、議員外交は限界を迎えつつあります。また、議員外交にともなう不透明なお金の流れも国益を損ねる可能性があります。人と人とのつながりを持つことは、紛争を未然に防止する草の根になりますが、やはり与党国会議員として、外国を訪問すると、おもてなしに酔ってしまう面があるようです。

 自由党で小沢一郎氏の下、自由党副党首を務め、現在は民主党衆議院議員である、中井洽さんが生まれ故郷の満州国新京(現在の中華人民共和国吉林省長春)に元拉致問題担当大臣として、北朝鮮政府関係者と複数回会ったと報じられています。これについて、土肥さんとの関連で質問を受けた岡田副総理は「政治家ならずとも自分の生まれたところに行ってみたいというのは、気持ちとしては分かります。それ以上については、中井先生に関して、いろいろな事実関係を含めて私も詳細を承知しておりませんので、私もコメントすることは控えたいと思います」と述べるにとどまりました。

[引用おわり] 

[当ブログ内から引用はじめ]

「50数年ぶりに獲得した政権交代という“宝”をドブに捨てるな」と語る土肥隆一さんの肩書きは?

2010年12月11日 09時48分07秒 | おしらせ

[写真]土肥隆一さん

 「民主党・無所属クラブ」所属の衆院議員で、衆議院政治倫理審査会(政倫審)会長の土肥隆一さんが、12月9日付でメルマガ68号を発信しました。

 土肥さんは「第176回臨時国会がようやく終了した。うんざりと言った気分である。補正予算は衆議院優位により成立はしたが野党の、参議院の問責決議の連発と個人攻撃に終始した」と本音をのぞかせました。

 そして、良識の府「参議院」での野党の問責決議連発に対して、「政府の瓦解を狙っているのだろうが、それよりももっと大事な政治的損失」があると指摘しました。私もその通りだと思います。

 そのうえで、「昨年の8月総選挙において50数年ぶりに獲得した”政権交代という宝”をドブに捨てる」野党の行為は許されないとして、

 「民主主義の成熟度は、政権交代可能な政治状況を国民がいつも保持するところにある」として、政権交代ある政治を守り抜く覚悟を示しました。そして、

 「皆さんはその政権交代の政治的変革の実をまだ味わっておられない」と達観した見方を示しながら、「もう少し時間をいただきたい」と“最後のお願い”でメルマガを締めくくりました。


 土肥隆一さんは1990年第39回衆院選初当選のいわゆる「岡田世代」。土肥さんは日本基督教団(にほんキリストきょうだん)の牧師さんです。カトリックは「神父」、プロテスタントは「牧師」ですから、土肥さんはプロテスタント系の教会の牧師さんということになります。政権交代をかけた第45回衆院選の兵庫3区では対抗馬の小泉チルドレンのタマが比較的いいとされていたことと、土肥さんが当時70歳ということで、選対に懸念があったようですが、日常活動の活発さで得票率50・0%で勝ち抜きました。目標とする人物はマーティン・ルーサー・キング牧師。

 与党になったということで、このブログも時々「幹事長経験者によると~~」という書き方がどうしても増えてしまっていますが、土肥さんも「幹事長経験者」。1998年4月に民主党の合流した4党派の一つである「民主改革連合(民改連)」で、連合の支持を受ける無所属的立場の議員たちと行動しており、幹事長を務めました。そして、政権交代可能な政治のために、民主党結党大会に参加したのです。代表だった参議院の笹野貞子(ささの・ていこ)さんは民主党初代副代表(4人)の一人となりました。笹野参議院議員の跡は福山哲郎官房副長官が継いでいます。議席数に関係なく、幹事長を務めたという経験はすごいと思います。また政権交代すれば、野党として一丸となるので、「幹事長経験者によると~~」というブログの書き方はしなくていいと思いますが、僕もそんなところで、与党としての政権としての重荷を背負うことの大変さを、応援団ながら感じるところです。

 土肥さんは福祉の専門家で、当選前から施設の設立・経営の経験があるんだと思います。衆院でも、厚労畑が長く、健康保険法改正案の長時間審議で伝説となった、1998年第140回通常国会の厚生委員会にも所属しました。このときのメンバーは、与党側が小泉純一郎厚相、町村信孝委員長、津島雄二筆頭理事で、野党側が岡田克也筆頭理事、山本孝史次席理事、委員に中野寛成さん、枝野幸男さん、坂口力さん、そして土肥さんという宝石箱のようなメンバーでした。

 第39回衆院選はベルリンの壁崩壊直後ということで、社会党が方針転換を迫られ、弁護士の細川律夫さん、仙谷由人さん、筒井信隆さん、議員秘書の松本龍さん、農協の鉢呂吉雄さんら民主党・無所属クラブのエース格が出ています。広島市長に転出した秋葉忠利さん、参議院に転出した岡崎トミ子さんも岡田世代です。おたかさん(土井たか子)ブームの社会党に危機感をいだいた対する自民党も、岡田克也さん、河村建夫さん、石原伸晃さんのほか、参議院に転出した増子輝彦さんら、久しぶりに非世襲議員が大量に初当選しました。松本さんは祖父(と父)が著名な参議院議員、河村さんは県議としては世襲、石原さんは別選挙区で父が衆院議員でした。

 輿石東さん率いる参議院のようなすばらしい良識の府と違って、衆議院は政局の院です。政局の院は世論に敏感で、ダイナミックに時代を前に進めなければいけません。土肥牧師も政局にはかかわっていて、長年「国のかたち研究会」の会長をしています。新聞では、菅グループと表記されている政治団体(総務省届出済み)のことです。なぜ国研会長の土肥さんが菅総理から、官邸入りや政務三役入りを命じられないのよく分かりませんが、政倫審会長として、「われわれは懸命に国民の期待に答えようと励んでいるのである」(メルマガ)との決意表明をぜひ実践してほしいものです。

 政権交代ある政治を阻害する者。それは過去に、3桁の議席を持った野党第1党を一方的に解党したり、選挙による有権者の選択に基づかない保保連合に走ったり、有権者のチェックが行き届かない12月に政局を仕掛ける師走政局男の存在です。すなわち小沢一郎さんです。

 土肥さんは、昨年、「岡田さんを支える“95の会”をつくりたい」と呼びかけましたが、岡田さんはやさしく「ノー」と言いました。政権交代ある政治における与党内権力システムを見通すところまでは、なかなか難しいかもしれませんが、政権交代ある政治をめざす志は菅、土肥、岡田の3人は共有しています。

 民主党・無所属クラブが昨夏の信頼感を取り戻せるように、土肥さん、国難ですから、泰然自若として、どっしりと構えてください。頼んます。

[土肥隆一さんのメールマガジンから全文引用はじめ] 

どい隆一メールマガジン 68号 2010/12/09

国民の皆さんの期待に応えるために
──────────────────────────
 第176回臨時国会がようやく終了した。
うんざりと言った気分である。補正予算は衆議院優位により成立はしたが。
野党の、参議院の問責決議の連発と個人攻撃に終始した。
今年の夏の参議院選挙で与野党が逆転しいわゆる「ねじれ国会」となった。
我々はたとえ参議院で不利であっても、国会は議論の場であり、できる限り誠意をつくせば、
修正協議も含めて結果は自ずから落ち着くものと考えてきた。

 完全に膠着してきたのは「尖閣諸島」事件がきっかけとなった。
首相は海外におり、仙谷官房長官が事件処理に当った。その処理は必ずしも上出来とはいえないが、
日本が議長国であるAPEC開催を直前にして早期に解決しようと考え、海保が撮ったビデオを非公開にしたのに、海保の中では、生の映像は全部(?)流れ出るという始末であった。
そこで国家の、つまり政府の「危機管理」が問われ、そのやり取りの中で、仙谷氏の発言や態度が問題となり、
仙谷氏の出席する会議には一切出席しないということで、
12月3日の国会締めくくり本会議にも欠席し、仙谷氏が大臣席を降りてから、ぞろぞろと議事場に入ってくるという
まことに陳腐な風景が見られたのである。

 仙谷氏に個人的に問題があるのではない。私も長い付き合いのある彼の人物を高く評価している。
大変優れた政治家でもある。識見、能力において民主党の中でも卓越した人物である。
そのユニークさ、個性の故にその発言が野党を刺激した。実は「この男には敵わない」と感じたのではないか。
官房長官はよく総理の女房役というが、稀に見る官房長官像と言えようが、やや出過ぎた女房とでもいうか、出過ぎたことは否めない。
しかし個性の範囲であり、彼を更迭する理由はどこにもないと思う。

 野党は、法務大臣、国土交通大臣と問責決議(参議院だけの辞職要求)を立て続けに出し、
それは政府の瓦解を狙っているのだろうが、それよりももっと大事な政治的損失を失わせるものと考えている。
つまり昨年の8月総選挙において50数年ぶりに獲得した政権交代という「宝」をドブに捨てるものと考えるからだ。
民主主義の成熟度は、政権交代可能な政治状況を国民がいつも保持するところにある。
政権交代から1年半。皆さんはその政権交代の政治的変革の実をまだ味わっておられないと思う。
もう少し時間をいただきたい。われわれは懸命に国民の期待に答えようと励んでいるのである。

土 肥 隆 一
──────────────────────────
どい隆一HP:http://www.d-wa.co.jp/doi
どい隆一Blog:http://doiryuu2.exblog.jp/
──────────────────────────
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[土肥隆一さんのメールマガジンから全文引用終わり]

[当ブログ内から引用おわり]

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岡田克也ネクスト首相「政権交代可能な政治をひたすらやり遂げる」と断言

2016年01月26日 13時07分45秒 | 岡田克也、旅の途中

[画像]施政方針に対する代表質問で、政権交代ある政治の実現を誓う、民主党の岡田克也代表(ネクスト首相)、2016年1月26日(火)、衆議院インターネット審議中継からスクリーンショット。

 第190回通常国会は、平成28年2016年1月26日(火)、安倍晋三首相(自民党総裁)の施政方針演説に対する各党代表質問の日を迎えました。

 岡田克也ネクスト首相(民主党代表)

私は25年間、政権交代可能な政治の実現をひたすら目指してきました。失敗も、挫折もありました。しかし、日本の政治を良くするためには、自民党と競うことのできる今一つの政治勢力を作り上げなければならないとの信念は変わりません。まだ道半ばですが、必ずやり遂げることを国民の皆様にお約束します」と

語り、引き続き、政権交代ある政治をめざす覚悟を示しました。

 ●正しいことを言うときは少し控えめにする方がよいーー政権交代馬鹿が高じて恩師に破門された私。

 私も24年間、政権交代ある政治をひたすらに目指す中で、反省すべき点もありました。民主党が政権にあったとき。一体改革の採決で70人前後の造反が与党から出た信じられない光景を目の当たりにした2012年6月26日から新進党解党者・小沢一郎氏が国民の生活が第一を結党してしまった7月11日までは耳を削がれるような苦しさの中で生きていました。

 このとき、私の早稲田大学政治経済学部の指導講師であった、山本武彦教授(現・名誉教授)から新宿に呼び出されました。私を座らせた山本教授は、「初鹿明博には世話になっている」と、若手反乱軍の参謀格「真実の会」事務局長の名前を出しました。そして、「岡田というのは暗くて駄目だ。その点、小沢は筋が通っているよ」と私に語りました。私は、1997年12月の新進党解党の際に、政権交代ある二大政党政治のためにたたかった、岡田克也副総理・社会保障と税の一体改革担当大臣を15年来信頼し続け、新進党を解党して政権交代ある二大政党政治を裏切った小沢一郎氏を憎み続けていたので、政権交代ある二大政党政治に逆行する恩師の発言に我が耳を疑いました。

 後日、その発言の真意を問うた私に、山本教授は「酔っていて覚えていない」と語るので、「それはいくらなんでもひどい。私にとっては二十年近くの我が半生を否定された思いだ。謝ってほしい」と迫りました。そうしたら、山本教授は「覚えていないが、仮にそういうことを言ってあなたを不快にさせたならば謝る」とおっしゃいました。私はそこで矛を収めるべきでした。

 しかし、私は余計な一言を加えてしまいました。私は「早稲田大学学則第1条には、本学は国家および社会の形成者を養成する大学だと書いてある。しかし、覚えていないが謝るという態度は、国家および社会の形成者ではなく、国家および社会の傍観者だと主張するようなものではないか」と言ってしまいました。さらに、私は学生時代、山本教授からたびたび自分の出身高校を「三流高校だ」と言われながらも、単位をもらえないと学士号を得られないので黙っていたのを謝罪してほしいとまで言ってしまいました。その後、山本教授から破門を言い渡され、謝罪は門前払いされ、きょうにいたります。

 その間、私が心の拠り所としていた、早稲田大学学則第1条「国家および社会の形成者」は、教育基本法第1条と実は同じ文言であることを知りました。また私が天皇の子孫であり、他の人と少し違う環境にあることを知りました。

 政権交代馬鹿一代。言葉が過ぎたことはたびたびあると思います。きょうの日経新聞交遊抄でも自民党衆議院議員が恩師との交流をつづっており、私の人間としての未熟さにより、取り返しのつかない失態をしてしまったと考えます。一生の戒めとします。

 正しいことを言うときは少し控えめにする方がいい。ただ、私の考えは正しい。それはわが生涯をかけて、あるいは死んでから、100年経ってからでも、証明していきたいと考えます。ただ、こんなこと書いていると、私は選挙には出られないなあと感じます。

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岡田克也さん「私は民主党に誇りを持っている」 2016年最初のNHK日曜討論

2016年01月10日 19時41分09秒 | 岡田克也、旅の途中

 民主党代表の岡田克也さんは、平成28年2016年1月10日の、今年最初の「NHK日曜討論」で、

 「私は民主党に誇りをもっている。やってきたことにも失敗はあったが、多くのことを成し遂げてきた」と述べました。

 連立与党に続く、3番手で登場。退席する山口那津男公明党代表に、岡田さんは2度右手を上げて入場しましたが、どういうわけか、山口さんは気づかなかったようです。

 岡田さんは安倍自民党について、「(1)先送り、(2)バラマキ、(3)国民に対して不正直だ」と決めつけ、「もっともあおりを受けているのは若者です」。

 アベノミクスについては「労働法制は逆だ」とし、「女性の新規就業者の5割が非正規で、男性の3割も非正規。将来の貧困予備軍で、まともな社会ではない」。

 第24回参院選(7月10日投票か)では、「民主党は国政選挙に3回連続(第46回衆院選第23回参院選第47回衆院選)で負けている。 ここでしっかり歯止めをかけて、次の総選挙でもう一回政権にチャレンジするところまで持っていきたい」としました。

 岡田さんは4番手の日本共産党の志位和夫幹部会委員長とがっちり握手をしました。

 ◇

 Google検索とYahoo検索で「通常国会 2016」で、当ブログがトップで出ます。召集1周目で幸先のよいスタートです。残り5か月間、惰性になるべくはまらずに(半(笑))、そこそこがんばってまいります。 

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岡田克也代表「政権交代ある衆議院の歯止めを参院選でつくる。すべての責任は私がとる」

2016年01月04日 11時54分04秒 | 岡田克也、旅の途中

 民主党代表の岡田克也さんは、平成28年2016年1月4日(月)民主党本部内の仕事始め式や、国会内の民主党参議院議員総会であいさつしました。このもようは、ニコニコ生放送やYouTubeで公開されました。

 参議院議員総会では、盟友の郡司彰会長が「選挙を控えた大事な国会になる」とし、「きょうは岡田代表もお見えなので、政策の話は譲ります」と語ると会派内から笑い声が響きました。 岡田代表は「髪を切りに行ったら、思いのほか短くなりました」と切り出すと、郡司会長が、議員席の蓮舫代表代行を指さしました。岡田代表は「どうやら蓮舫さんから電話が行っていたらしい」と、蓮舫党本部代表代行の連絡で髪を短く切られたとしました。これには、ひな壇の小川敏夫幹事長、小川勝也さん、柳澤光美さん、大塚耕平さん、相原久美子さんも笑顔が出ました。そのうえで、「政権交代可能な政治を実現できるかどうかのたたかいになる」とし、「今度の選挙は政権交代ある政治の歯止めにならねばならない。すべての責任は私にある」と力強くあいさつ。ひな壇の中で、唯一岡田代表の方を見ていなかった、加藤敏幸国対委員長(電機連合=今回勇退)も岡田さんの方を向き、笑顔を見せました。

 これに先立つ、党本部での仕事始め式では、岡田さんは「安倍政権の暴走を許すと政権交代ある政治が遠のいてしまう。民主党のためではなく、国のためのたたかいだ」と第24回参院選を位置づけ、「すべての責任は私がとる」として、党本部職員を激励しました。この後、側近の辻元清美党本部役員室長があいさつし、「私からは4月24日(日)の衆議院北海道5区補欠選挙を担当し、反転攻勢したい」と4月の衆院補選に取り組みかまえを見せました。 

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岡田克也代表、平成28年2016年、「国の将来を誤らないようにしっかり頑張っていきます」

2016年01月01日 14時43分35秒 | 岡田克也、旅の途中

[写真]民主党代表の岡田克也さん=首相官邸ウェブサイトから=

 「2020年、岡田首相は後継に譲ることを考えた」という、やや気の早い初夢を載せた新聞もありましたが、岡田民主党は憲法を守るので、第20条言論の自由・表現の自由を尊重するでしょう。


[写真]「2020年の岡田首相は後進に譲る意向を表明した」と書いた某全国紙。おとそ、ちょっと飲み過ぎかな~~?=筆者・宮崎信行撮影。


 平成28年2016年1月1日(木)、岡田克也さんはSNSで年頭のあいさつと2016年にのぞむかまえを見せました。

 この中で、「アベノミクスでパイを大きくすることは大事ですが、同時にその配分、再配分が重要だと私は考えています」と述べ、経済政策としてのアベノミクスは否定せず、財政政策としての方向転換が必要だとの認識を示しました。

 「安全保障法制が、残念ながら、昨年成立しました。安倍総理が考えているのは、その先の憲法9条の改正です」として、おととし7月1日の閣議決定、きょねん4月の日米防衛協力のための指針いわゆるガイドラインで立憲主義を破壊した安倍自公内閣による憲法改正を許さない姿勢を強調しました。

 7月の第24回参院選は「国民の皆さんのお1人おひとりの選択によって、この国の将来は、大きく変わります」と呼びかけました。

[岡田克也公式ウェブサイトから引用はじめ]

○新年─日本にとって重要な一年、国の将来を誤らぬよう頑張る

新年あけましておめでとうございます

旧年中は大変お世話になり、本当にありがとうございました。本年もよろ
しくお願いいたします。

1月4日から通常国会が始まります。今年は、日本の政治にとって、日本
の将来にとって、極めて重要な1年であると、心を引き締めて決意を新た
にしています。

アベノミクスが期待を集めて、はや3年。成果が上がっていないというこ
とが、次第に明らかになってきました。パイを大きくすることは大事です
が、同時にその配分、再配分が重要だと私は考えています。

非常に厳しい状態にある、そういった人たちに対して、生活の底上げも不
可欠です。そういった問題にしっかり取り組む民主党でありたいと思いま
す。

安全保障法制が、残念ながら、昨年成立しました。安倍総理が考えている
のは、その先の憲法9条の改正です。今後とも憲法の定める平和主義を尊
重するのか、それともアメリカ・フランスと同じように、海外において必
要に応じて武力行使をする国を目指すのか、そのことが問われる年でもあ
ります。

参議院選挙において、国民の皆さんのお1人おひとりの選択によって、こ
の国の将来は、大きく変わります。国の将来を誤らないようにしっかり頑
張っていきます。

今年もよろしくお願いいたします。

[引用終わり]

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新進党解党から18年のきょう、NHKスペシャル「永田町・権力の興亡1強他弱」岡田克也さんが出演

2015年12月27日 22時03分06秒 | 岡田克也、旅の途中

 小沢一郎氏(悪魔一郎氏)による新進党解党の暴挙から18年。

 甥や姪や近所の子がきょう18歳になったという人は深く反省してほしいですね。

 岡田克也さんは、平成27年2015年12月27日(日)のNHKスペシャル「永田町・権力の興亡」に出演しました。

 
[画像]新進党解党18年目の、2015年12月27日放送のNHKスペシャル=NHK総合画面からスクリーンショット、冒頭の画像も同様。

 2009年に始まったシリーズですが、岡田さんの出演は第4シリーズで初めて。城本崇記者らがまとめた、第1シリーズでは、1997年12月27日、新進党解党に抗議する岡田さんの音声が消される、という摩訶不思議な演出がありました。岡田外相による記者会見オープン化に対する圧力だったのでしょうか。

 岡田さんは「民主党の力不足なのかもしれないが、最後は数なんですよ。与党に数を与えすぎるとどういうことが起こるのか国民に分かってほしい」と語りました。

 岡田さんは、1年前、第47回衆院選の翌日になる、2014年12月15日のNHKスペシャルで議席を失った当時の民主党代表の代わりに出演し、「谷垣幹事長、山口代表は3党合意の当事者だが、社会保障と税の一体改革の3党合意について、安倍さんがどう思っているのか教えてほしい。我々にはまったく相談なく破棄しようとしている」とし、民主党が2年ぶりに3党合意路線に戻る方向に軌道修正しました。

 さて、1997年6月8日付の読売新聞。

[読売新聞 G-serch から抜粋引用はじめ]

 一方、近い将来、分裂したり、他党に吸収されそうな政党では、「さきがけ」「太陽」が各33%で最も多く、少数政党のため自民党などに吸収されるとみる人が多いようだ。次いで「新進」30%が続き、離党者が相次いでいる同党が、いずれは分裂するか、「保・保連合」といった形で自民に吸収合併される可能性が高いとみている人が多いようだ。

 「新進」を挙げた人は、新進支持層でも34%で、自民支持層の28%を上回っている。

 逆に、分裂や吸収の可能性が低いとみられているのは、「共産」(2%)、「自民」(7%)だった。

[おわり]

 このように新進党が分裂すると考えていた人はわずか3割で、自民党の「7%」よりは多いものの、さきがけや太陽党が危惧されていたようです。

 世論と経済を見誤った、小沢一郎氏(悪魔一郎氏)の新進党解党の暴挙から18年。

 世界銀行の数字を読んでみたら、18年間の、生産年齢人口1人あたりの経済成長率は、先進国では日本がトップなんですね。

 さて、2007年に筆者・宮崎信行がこのブログを始めてから8年経った、ことし2015年1月、初めて、岡田克也先生が、党首になりました。

 ことしの私は、岡田さんの「代表代行定例記者会見」というものが1度だけあり、それに出席。その後、「代表選出馬会見」に出席。私なりの20年にわたる永田町失脚しない術にもとづき「これ以上傷つきたくない」と立候補者全員記者会見以降、代表選中は、永田町から姿をくらましました。その後、岡田さんが代表になってから、復帰。この間の経緯で、やや岡田側近記者としての地位を下げましたが、幸か不幸か、本予算案審議中に突如岡田さんの政治資金スキャンダルが報じられたことで、この過程からまた、側近記者としての立場を取り戻して、年越しとなりました。

このエントリー記事の本文は以上です。

(C)宮崎信行 Nobuyuki Miyazaki 
(http://miyazakinobuyuki.net/)

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岡田克也さん、民主党を解党しないことを決断

2015年12月25日 18時14分06秒 | 岡田克也、旅の途中

 民主党代表を兼ねる、岡田克也さんは、25日までに、9月に一部議員から提出された「民主党解党要求書」をはねのけ、民主党を解党しないことを決断しました。

 岡田さんはかつて、「党の将来像を描くのは代表の責任であり、後は野となれ山となれでは、我が党に投票してくださった有権者に対する裏切りだ」と語りました。それから18年の時が経ち、自らが最大野党代表の立場となり、国益のために、民主党を解党せず、政権交代をめざす将来像を描くことにしました。 

 このエントリー内の写真は平成27年2015年12月24日(木)、東京千代田区永田町で、筆者・宮崎信行撮影。

 

 岡田さんは民主党代表としての定例記者会見で、

 「公明党と自民党は、考え方がだいぶ違うと思いますが、それが一つの政権を構成している」「共通するキーワードは「選挙」です。有権者が全く置いてけぼりを食っているということだと思います」と語り、

 安保法(戦争法)と消費税引き上げ後の軽減税率をめぐる、与党の対応を批判しました。



 来年3年ぶりに審議される特例公債法案(第190閣法 号)について、民主党の与党時代のふるまいを振り返り、

 「我々野党になる可能性がかなり高かったので、いかがという議論もあったが、国益に反する、そういう芽は摘んでおこうという経緯でこの法案を出した」として、法案の毎年提出から3年ごとに提出する方針に変更して法律を修正したと語りました。

 岡田さんは、

 「国益を中心に考える我々の考え方が、はたして今の安倍政権にあるのかどうか。お互い与野党の信頼関係のもとで国益を中心に考えていくという考え方が安倍政権にあるのかどうか

 として、自民党の安保法、公明党の軽減税率とも、与党に国益の概念がないと示唆しました。



 そのうえで、平成27年を振り返って、

 「安保法制を、国会の内外で議論していく中で、さまざまな団体というか人々が立ち上がって、「ママの会」や「SEALDs」や、今までなかった団体が立ち上がった。今回、そういうところも含めて、市民がそれぞれの違いも超えて主導して候補者を立てることになったのが熊本だと思います。

 私は、あの法案が強行採決された時に、しかし国会の外を見ると新しい民主主義が始まった、その息吹・胎動を感じる

 ということを申し上げたが、それが具体的な形で今、結実しつつあるということだと思います。非常に新しい、すばらしい流れ
だと思います」

 と語り、市民団体と手を携えた、民主党を中心とする政府への政権交代に自信を示しました。



 岡田さんは27日(日)放送のNHKスペシャル「永田町・権力の興亡」に出演します。このNスぺの岡田さんの出演は初めて。

 さて、話はうってかわって、筆者・宮崎信行の私事で恐縮です。

 第66回NHK紅白歌合戦の白組司会にイノッチことV6の井ノ原快彦(いのはら・よしひこ)さんが決まりました。

 2010年春から始まった「あさイチ」の司会でおなじみですが、私は2010年4月24日放送の「百識王」で共演させていただきました。

 それから5年余りで紅白の司会の大役。ぜひ成功させてほしいですね。がんばれイノッチ!

 私は相変わらずです。

このエントリー記事の本文は以上です。

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