少し前の話になってしまいますが、2月23日(土)に駿府城天守台の発掘調査現地説明会が行われ、午後の部に参加してきました。
昨秋豊臣期の天守台跡や金箔瓦で話題になっただけあり、会場には多くの人が見学に来ていました。
今回は、その豊臣期(秀吉配下の中村一氏の時代)の天守台石垣を間近に見ることができた他、家康期 の 天守下門である枡形虎口の石垣が確認できました。石垣の下の方には、木橋の橋脚の柱穴ではないかと思われる遺構も検出されていました。この天守下門と枡形は、中村一氏の時代の本丸堀を埋め造成しているため、膨大な石材や川原石が詰まっていました。
この天守台の発掘現場は通常公開されているため、常に堀跡の向こう側から現場を見ることはできるのですが、今回は堀跡の中に入って間近に石垣を観察することができ、いささかの興奮を覚えました。
この駿府城の天守台の発掘調査も来年度(2019年度)が最終年度とのことで、現在の遺構の下から今川氏時代の館の遺構が出てくるか、楽しみですね。
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