静岡古城研究会会長:もっちーのブログ

静岡古城研究会会長:望月のブログです。主に静岡県内の中世城郭関係の情報を発信します。※当ブログはリンクフリーです。

『古城』第64号 刊行されました

2020-08-30 01:09:48 | 刊行物のお知らせ

新型コロナウイルスの影響で遅れていた機関誌『古城』第64号が、8月半ば過ぎにようやく刊行の運びとなりました。

今回の論文のラインナップは以下のとおりです。

1.今川氏による駿府防衛網の疑問ー「駿府城並地図 駿府古写図」からー(水野 茂)  2.戦国前期の城館の構造についてー主に静岡県・神奈川県の城館遺構から考えるー(望月保宏)  3.静岡県における「杉山城問題」-鎌田城の再考ー(小川 勝)  4.勝間田城の年代観~文明八年落城説と武田氏改修説を考える(佐藤友男)  5.戦国末期の駿府城における屋根瓦について(寺井崇浩)  6.仮説 三方原の戦いと浜松城 徳川(家康)は大敗していなかった!(高山新司)  6.山鹿素行『武教全書』の翻刻と解説(土屋比都司)  7.かちょうめん城の考察(川村晃弘)  (*以下、歴史シンポジウム・見学会報告、城館レポート)

私の拙論はともかく、今年は例年にも増して力作ぞろいとなりました。

既に会員の方々には手元に届いていると思いますが、一般の方には1冊2,000円(送料別)で頒布をさせていただきます。購入を希望される方は、氏名希望冊数送付先(郵便番号、住所)連絡先(電話番号、メールアドレス等)を明記の上、下記の宛先までメールでお申し込みください。よろしくお願いいたします。

  ・宛先:事務局長 望月 徹  メールアドレス s-kojouken@outlook.com

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山中城・諏訪原城に行ってきました

2020-08-13 06:26:31 | 報告、その他お知らせ

新型コロナウイルスの感染拡大の影響により3月から「自粛生活」を余儀なくされた関係でどこにも行けなくなってしまい、半年ぶりの投稿になってしまいました。すみません・・・。

気が付けば梅雨も明け、ここ数年「恒例」となっている猛暑に加え新型コロナウイルスの感染拡大は全く収まる気配はなく、外出するのもままならないという状況が続いています。

そんな中、近場の整備された城ならいいだろう、ということで、8月9日、三島市の山中城に行ってきました。山中城では今月いっぱい、昨年クラウドファンディングに協力した方々の名前を記した「のぼり」が城内の各所に立てられています。ちなみに私の名前が書かれたのぼりも、西ノ丸の出入口近くに立てられていました。なお、昨年の台風による土砂の崩落個所はまだそのままになっており、台風シーズンに突入する前に何らかの対応をしてもらいたいと思いました。

        

 

翌日は、少し足を伸ばして島田市の諏訪原城に行きました。同城には昨年ビジターセンターが新設されており、島田工業高校の生徒によって制作された模型をはじめ、発掘調査で出土した鉄砲玉をはじめとする遺物や解説のパネルなどが展示されており、城内を散策する前に是非訪問をお勧めしたい施設となっています。城内は夏場ということもあり少し草が生い茂っていましたが、それでも昔の一見うっそうとした森だった頃と比べると格段に整備されており、遺構もわかりやすくなっています。訪城した当日は、夏には珍しく雲の間に富士山が見えていました。

        

新型コロナウイルスの感染を防止するため「3密」を避けマスクも手放せない昨今ですが、このような城跡なら野外で「密」にもならず、周りに人がいなければマスクをしなくても大丈夫です。しかも、山中城・諏訪原城とも結構風が通り、思ったより気持ちよく城跡を散策することができます。山城歩きの「シーズン」到来まであと数ヵ月、新型コロナウイルスの感染拡大が収まるのを祈りつつ、整備された城を歩いて健全に過ごしたいものです。

 

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