9月17日(土)、現在史跡整備のための発掘調査が行われている甲府城跡の現地説明会に参加してきました。
大手門東側の内堀西側石垣の調査を見学しましたが、軟弱な地盤だったらしく、石垣の下に置く胴木が、石垣の石列と直行する方向にも何本も置かれていて、大変興味深いものでした。また石垣の崩落を防止するための「はばき石垣」も、元々の石垣の前面に張り出し状に設けられており、江戸中期以降のものと考えられています。
出土遺物も展示されており、織豊期の浅野氏の時代から江戸後期の幕府直轄の時代の物まで、瓦を中心に様々な遺物を見ることができました。
甲府城は、今後史跡整備事業が順次行われていくとのことで、今後の整備が楽しみな城跡です。