ヒメコウゾ(別名:コウゾ)はクワ科コウゾ属の落葉低木で林縁部や荒れ地などに生えるパイオニア植物なのですが古くは和紙や織物に利用された身近な樹木なのですね。西日本で栽培されるコウゾはヒメコウゾとカジノキの雑種と言われヒメコウゾよりも大振りとなります。先端に枯れた枝先を残すことが多く、仮頂芽はあまり発達せず、仮頂芽の下の方の冬芽が発達します。
↓右が仮頂芽と葉痕、左は雄花の花軸痕と残された芽鱗でしょうか・・・開葉後も外側の芽鱗が残ることがありこれもヒメコウゾの特徴といえるようです。
ヒメコウゾの冬芽の特徴は側芽が枝にぴったりと張り付いた、いわゆる伏生・・・
葉痕は大きく盛り上がった円形で環状に維管束痕が見られます。葉痕の両肩には楕円形の托葉痕が見られます。
髄は白色でやや太く円形です・・・
(冬芽と葉痕:178種類目)
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冬芽でわかる落葉樹〔改訂版〕 |
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