大桁山で見かけたクリの虫えい(虫こぶ)です。今日は尾瀬に行っていてパソコンからアップできないので予約投稿です。まずはクリと言えば果実の結実低下や樹自体の枯死を引き起こす大害虫のクリタマバチが形成した虫えい(虫こぶ)・・・名称はクリメコブズイフシです。
夏に卵を産み付けられ幼虫のまま越冬し葉の展開とともに活動を始め新芽の成長を停めて虫えい(虫こぶ)を形成します。虫えいは幾つかの室があって1匹ずつ幼虫が入っていて6月中旬から7月初旬にかけて成虫となって脱出(写真は終齢幼虫と成虫になりかけのものと両方写っています)します。出てくる成虫は全てメスで単為生殖で新梢に出来た冬芽に産卵します。

こちらはクリの葉一面に作られたクリハイボフシでクリフシダニによって形成されます。

虫えい(虫こぶ)の中で増殖を繰り返して晩秋に脱出して冬芽の鱗片の中で越冬します。(↓葉裏の写真)

↓はクリではなくツルウメモドキの新葉にアブラムシの一種が付いて葉が縮れたツルウメモドキハチヂレフシです。

詳しい生態は不明です。

そしてハナバエの1種が形成したヤマイヌワラビハコゴミフシで葉が展開せずにコゴミ状になっています。

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