ああ 人生、山あり谷あり

一日一回自分に活を入れる

きょうの聖教から

2018-09-02 12:55:31 | 日記

◎わが友に贈る◎

1、誓願を立てる。2、強盛に祈り抜く。3、勇気の行動を貫く

これが人生勝利の要だ! 弛まぬ前進の日々を!

〈名字の言〉 2018年9月2日 

幼児が転んだ。少し離れた場所で、母親が「がんばって!」と笑顔で両手を

広げている。幼児は立ち上がり、再び駆けだした。抱きとめる母と、その胸に

顔をうずめる子。公園で目にした光景だ▼大好きな母が、信じ、待ってくれている。

子が走った理由は、この一点に違いない。周囲からの信頼は、人の生きる意欲や

力を湧き立たせる源泉になる――それは、子どもも大人も、きっと同じであろう

▼東京・八王子市の男子中等部員が長距離競技を始めた理由は、「僕の成長を喜ぶ

親の笑顔が見たいから」。その母親が先月、くも膜下出血で倒れた。集中治療室で

眠る母に、彼は誓った。「もう一度、母を笑顔にする」▼彼は走った。朝な夕なに

母の完治を祈り、練習に力を注いだ。市の中学校陸上競技記録会では約80人中

第2位に。父も広布に駆けた。支えてくれる師と同志の温かさを伝えた友人が、

「私も題目を送りたい」と入会を希望した。家族の奮闘に、意識を取り戻した母は

満面の笑みで応えた。今、一般病棟に移り、順調な回復を見せている

▼「私を、待っている人があるのだ」とは、太宰治の名著『走れメロス』の主人公の

叫びである。自身が走る道のその先に、信頼する誰かの笑顔が待っている――

これを「希望」と呼ぶのだろう。(之)