さあ、対話の秋だ 「会う」「動く」「語る」
命の躍動はここにあり!
聖教を開いて幸の語らいを爽やかに!
〈名字の言〉 2019年9月30日
作家の井上靖氏は、趣味は何かと問われると「登山愛好」と答えることが
あった。そして山に「登る」ことよりも、「下りる」ことの方が性に合うと
言った▼いわく「人間の住んでいる所から離れて行くのはごめんである。
人間の住んでいる場所へ、次第に近づき入って行く方が有難いし、そうした行動
の方が私の気持ちを落着ける」(『穂高の月』ヤマケイ文庫)。遠くから眺めて
いるのではなく、人々のもとへ自ら飛び込んでいく。この姿勢があって、歴史上
の英傑から無名の庶民まで、その生き方を、心の機微を、描き切ることができた
のではないか▼どんな分野においても、人間から離れようとする“傍観者”には、
人々の心を動かし、現実を変革する力はないだろう。広宣流布の活動においても、
大切なのは、具体的な「一人」に寄り添う姿勢に違いない▼法華経には、末法の
広布を託された上行菩薩について「斯の人は世間に行じて 能く衆生の闇を滅し」
(法華経575ページ)と。社会の中で、一人一人の苦悩と向き合ってこそ、民衆
救済の誓いを果たすことができる▼きょうも題目を朗々と唱え、満々たる生命力で
友のもとへ足を運ぼう。人間の中へ――その行動の積み重ねによって希望が広がり、
地域が、世界が変わっていく。(値)
〈寸鉄〉 2019年9月30日
池田博士が唱える『人間革命』が最重要―元会長“一人”から世界が変わる
◇
御書「一字一句をも之を聞きし人仏にならざるはなし」。対話の旋風今こそ
◇
青春の誓い貫く人が人間として偉大―恩師。慢心、臆病、欲深きは結局敗北
◇
台風便乗の悪徳商法が多発。不審な勧誘には注意。冷静に確認・相談・通報を
◇
交通事故死0目指す日。日没早まる時期。早めの点灯と反射材等で命守れ