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情熱は今でも(カズ)

2011-03-28 19:06:33 | 他チーム
今回、Jリーグ選抜にJ2から唯一選ばれたカズ(三浦知良)選手の思い出です。カズといえば私の世代には「セリエAに初挑戦した日本人」というイメージが今でも強く残っています。セリエAのジェノアへレンタル移籍したカズは開幕戦のACミラン戦でスタメン出場します。

今は日本人が多く海外に移籍する時代ですが、カズの時代はセリエAのEU枠外の外国人枠はわずか二つしかありませんでした。そのため、ジェノア側の期待も主力選手になってもらわなければ困るというものだったに違いありません。

カズはスタメンで出たり途中出場だったりで、リーグ戦の22試合に出場しますが、ゴールはジェノバダービーのサンプドリア戦の1点だけにとどまりました。所属クラブで出場機会を失うと実戦の勘が鈍り、選手としても下降線をたどったケースを何度も見ています。

カズがそうならなかった理由は、日本代表に戻れば不動のエースストライカーだったからでした。今では選手を代表に呼ぶ際は日本協会とクラブ側がぎりぎりの交渉をしていますが、当時カズの代表招集をジェノア側が止めたケースはほとんどありませんでした。

戻るところはある、代表で点を取ればいいというモチベーションで当時のカズはプレーしていたと推測しています。カズが日本代表のエースストライカーだった時代は長く、代表91試合の実績を誇ります。

カズが44歳の今でも現役を続けられているのは、今でも持久力テストをやると横浜FCの若い選手より高い数値を出すという本人の努力が最も大きいですが、ブラジルでプロを経験したことで、チームを移ることに抵抗感がなく、一番条件のいいチームに行くとドライに割り切れるのも理由だと思います。

京都時代は元代表としては屈辱的な「0円提示」も受けていますし、神戸も戦力外同然で放出されていますが、それでも諦めることなく、行けるチームがあればJFLでも地域リーグでも現役を続行したいという意欲は今でも健在です。

おそらく、Jリーグ選抜では展開に余裕があれば、カズに点を取らせようとボールを回してくれる可能性があります。そこで点を取って、今や伝説の「カズダンス」を生で見たいと思っている方はたくさんいると思います。

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