
先週終わった大相撲春場所ですが、写真の大関大の里が3回目の優勝を12勝3敗で決めました。今場所は新横綱豊昇龍の相撲ぶりが最大の見どころでしたが、初日に阿炎に敗れて黒星スタートとなると、その後もズルズルと星を落とし、ついに途中休場に追い込まれてしまいました。豊昇龍については、まだ横綱としての彼は始まったばかりなので、これから強い横綱になっていけばいいと思っています。
もっとも、優勝した大の里も13日目に3敗目を喫して一時平幕の高安に単独トップに立たれています。平幕優勝が出るとすればこういう上位が崩れたときという、荒れる春場所とよく言われる展開になってきます。その高安が、14日目に美ノ海に敗れて、チャンスをものにできなかったことで、大の里は息を吹き返しました。
最後は12勝3敗で高安と大の里の優勝決定戦になります。大の里は思い切って前に出ることを考えていたようで、高安に左を差されたものの、右からおっつけて前に出て、高安が何か技を出そうとしたときは既に土俵際という状況を作ることができました。結果的には、番付通りとも言える、大の里の優勝に終わりました。
この優勝で、大の里は来場所の優勝がほぼ条件となるものの、横綱昇進がかかることになります。豊昇龍の一人横綱という番付を考えると、新横綱は欲しいのが相撲協会の事情なので、来場所の大の里の相撲ぶりは注目です。もう一人の大関琴桜は8勝7敗で辛くもカド番は脱出できたものの、今は大関を守るのが手一杯の様子です。
三役を巡る争いは、関脇王鵬が6勝9敗で、小結阿炎が6勝9敗でそれぞれ平幕落ちが濃厚です。空いている2つの枠に入りそうなのは東前頭筆頭の若隆景が9勝6敗でほぼ当確です。西前頭筆頭の若元春も9勝6敗で昇進が濃厚で、前頭4枚目で12勝3敗の高安も好成績なので、小結を3人にする可能性があります。
下位では、敢闘賞を受賞した新入幕の安青錦の相撲ぶりが注目です。ウクライナ人の彼ですが、日本人のような相撲が取れ、低い相撲を取れてはたきにも落ちないという強みがあります。突き押しの相手にもなかなか起こされないので、この相撲が上位に上がっても通用するかが来場所の楽しみです。
もっとも、優勝した大の里も13日目に3敗目を喫して一時平幕の高安に単独トップに立たれています。平幕優勝が出るとすればこういう上位が崩れたときという、荒れる春場所とよく言われる展開になってきます。その高安が、14日目に美ノ海に敗れて、チャンスをものにできなかったことで、大の里は息を吹き返しました。
最後は12勝3敗で高安と大の里の優勝決定戦になります。大の里は思い切って前に出ることを考えていたようで、高安に左を差されたものの、右からおっつけて前に出て、高安が何か技を出そうとしたときは既に土俵際という状況を作ることができました。結果的には、番付通りとも言える、大の里の優勝に終わりました。
この優勝で、大の里は来場所の優勝がほぼ条件となるものの、横綱昇進がかかることになります。豊昇龍の一人横綱という番付を考えると、新横綱は欲しいのが相撲協会の事情なので、来場所の大の里の相撲ぶりは注目です。もう一人の大関琴桜は8勝7敗で辛くもカド番は脱出できたものの、今は大関を守るのが手一杯の様子です。
三役を巡る争いは、関脇王鵬が6勝9敗で、小結阿炎が6勝9敗でそれぞれ平幕落ちが濃厚です。空いている2つの枠に入りそうなのは東前頭筆頭の若隆景が9勝6敗でほぼ当確です。西前頭筆頭の若元春も9勝6敗で昇進が濃厚で、前頭4枚目で12勝3敗の高安も好成績なので、小結を3人にする可能性があります。
下位では、敢闘賞を受賞した新入幕の安青錦の相撲ぶりが注目です。ウクライナ人の彼ですが、日本人のような相撲が取れ、低い相撲を取れてはたきにも落ちないという強みがあります。突き押しの相手にもなかなか起こされないので、この相撲が上位に上がっても通用するかが来場所の楽しみです。
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