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動きの質(小泉佳穂)

2021-12-25 22:40:57 | 浦和レッズ
先日の天皇杯決勝は、席が前から2列目と写真を狙うにはいい位置だったので、練習や試合でいろいろシャッターを切っていました。その中で撮れた、写真のMF小泉佳穂選手をネタにします。小泉は今季、J2のFC琉球から移籍してきた新戦力で、青学大時代にJ2琉球のサッカーに憧れて自ら練習参加して契約を勝ち取った苦労人です。

琉球時代はトップ下とボランチの両方で出番を得ていましたが、今季の浦和でのプレーを見る限りではトップ下の方が向いている様子です。攻撃につながるパスを出したいタイプなので、どうしてもボランチに置くと「狙いすぎ」のプレーが出て、相手にボール奪取を仕掛けられやすい選手になってしまいます。その辺はロドリゲス監督もわかっていて、彼のボランチは緊急時限定になっています。

また、小泉のプレーで目立つのはその動きの質です。以前に浦和に在籍した選手に例えると山田直輝が最も似ており、いい位置にポジションを取って攻撃につながるボールを回せる動きが最大の売り物です。もちろん、そのアイデアを実行できるだけの体力を持っており、そんなに難しいプレーをしなくてもゲームの中では効いている選手です。

そんなチームプレーに徹する選手だと思っていましたが、先日の天皇杯準決勝のC大阪戦で見せた個人技には驚きました。このときは一人、オフサイドポジションに選手がいたので、パスを出せばオフサイドなのでドリブルを選択したプレーは正しいですが、そのまま相手DFを股抜きしてゴールまで決めたのはびっくりしました。そんな個人技も持っていたんだと、普段は見せないプレーなので彼の意外な一面でした。

来季は、江坂とトップ下を争うでしょうが、ACLのターンオーバーがあるので出番は結構ありそうです。ACLが初めてになるロドリゲス監督がどういう手を見せてくるかにもよりますが、今季の前半戦で若手を起用したことが効いてくるでしょう。思い切って若手起用に舵を切った浦和が、来季以降伸びていくチームであって欲しいという期待は持っています。

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