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ローマの思い出

2011-05-27 18:53:31 | 雑記
1999年のGW、メインの目的はセリエAのローマ対インテルでしたが、紀元前からの古都ローマを市内観光しました。古代は新しい街を開発するときに、古い街を埋め立ててその上に建物を建てた習慣があったため、ローマのような古都だとどこを掘っても遺跡が出てくるという話を聞いたことがあります。

イタリアは南に行くほど治安が悪くなる傾向がありますが、ローマは気をつけた方がいい街で、あまりキョロキョロせずに目的地が見付かったら一目散に進むことが、都市部では必要です。しかし、たまにはキョロキョロしたくなるのもローマの魅力で、二千年近く前の水道橋が街のど真ん中を貫いていたり、映画「ベンハー」に出てきそうな競馬場の跡があったりします。

ローマといえば一番有名なのは古代の円形闘技場のコロッセオでしょう。今は補修工事が始まっていて、シートがかかっているところもありますが、二千年も前に数万人が収容できたスタジアムがあったなんて信じられません。

当時は日本では文字もなかった頃ですから、古代ローマ人に娯楽という発想があったことや、階段状に席を作れば後ろの人でも試合を見られるという技術があったことには驚きます。当時の見せ物は剣術の格闘だったり、スタジアムに水を張って船同士を戦わせたりだったと伝えられています。

ローマといえばバチカンもありますが、当時はミレニアムの前年だったので補修工事が多く、私が入れたのは隅っこの方だけでした。しかし、それだけでもバチカンの繁栄は想像がつきました。領地を得た諸侯は宗教の総本山のバチカンには競って寄付をして、天井にも壁にも大小さまざまなレリーフで埋め尽くされていました。

ローマの神殿跡のフォロ・ロマーノも印象的です。神殿のように見えるのは、ギリシャのパルテノン神殿のようには行かず、数本の柱が立っているだけです。しかし、一見ただの石ころのように見える、周辺の大理石は神殿から落ちてきたもので、ラテン語の文字も刻まれています。日本だったら博物館に入れられて必死で文字を解読するのでしょうが、ローマにはそんなものはたくさんあるとばかりに、無造作に転がされて旅行者の椅子代わりになっているのがローマの奥の深さです。

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