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真ん中のスペースを使う(6/12日本対パラグアイ)

2018-06-14 22:58:25 | ワールドサッカー
ようやく、日本代表のパラグアイ戦の映像を見ました。結果は4-2と西野監督になってからの初勝利ですが、この勝利は西野監督が何を目指しているか、少し形が見えた試合になりました。西野監督が選んだ布陣は4-2-3-1ですが、トップ下に入った香川真司に、かなりの自由度を与えているように見えました。

香川真司は岡崎慎司を追い越してFWの位置に行くこともありましたし、左MFの位置から中に切れ込んでくる乾にスペースを空ける動きもしていました。そうやって、日本代表は真ん中のスペースを皆で協力しながら使うというメッセージ性は感じました。前任者のハリルホジッチ監督時代に、サイドのウイングを使った攻撃が主体だった動きとは正反対とも言えるものです。

確かに、ハリル監督のウイングサッカーは、アジアの相手には威力を見せました。予選も1位で通過しています。しかし、特に感じたのはベルギー戦で、ウイングに置いた浅野が相手DFフェルトンゲンにほとんど子供扱いされ、ついには破れかぶれのダイレクトプレーに賭けるしかなくなった場面を思い出しました。

ウイングに頼るサッカーは限界とみての西野監督への交代だったと思いますが、ハリル監督時代には入るポジションがなかった香川真司が、トップ下という位置を得てうまくボールをキープし、最後は点も取って見せました。2得点の乾も、両方とも中に入ってのシュートですし、日本はパスを回しながら真ん中のスペースを使うスタイルは見て取れました。

もちろん、2失点を喫していることもあって手放しでは喜べません。スローインからのシュートと、豪快なミドルシュートによる失点でしたが、そういうアジアレベルではありえないようなビッグプレーは、コロンビアもセネガルもポーランドも、出せる可能性を強く持った相手だということは忘れてはいけません。

それでも、チームの雰囲気まで悪い状態でコロンビア戦を迎えないで済んだことは前向きに考えていいと思います。あとは、日本得意の情報戦でどこまでハメス・ロドリゲスを分析しているか、楽しみにコロンビア戦の映像を見たいと思います。

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