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デンマーク対豪州

2018-06-21 23:23:05 | ワールドサッカー
W杯観戦記は、デンマーク対豪州です。デンマークは初戦のペルー戦で勝ち、ここで一気に突破を決めたい試合です。これに対し、豪州は初戦のフランス戦を敗れ、何が何でも勝ち点を取らないとほぼ敗退が決まってしまいます。豪州は、予選を率いていたポステゴグル監督が横浜FMの監督に転出し、後任に元オランダ代表監督の実績があるファンマルバイク氏が就任しています。

豪州は比較的弱点のはっきりしたチームです。それはCBセインズベリーのスピード不足で、高い最終ラインを引いてコンパクトなサッカーを狙うのは危険です。そのため、ポステゴグル監督は3バックでカバーしてきましたが、ファンマルバイク監督はカバーリングのできるミリガンをCBに置いて、高いラインを引かないことで対策してきました。

これに対し、デンマークは非常にまじめなチームという印象を受けます。堅守速攻のチームを作ってくることが多いデンマークですが、FWのヨルゲンセン(9番)やシスト(23番)が豪州のDFに確実にチェックに行っていました。そのため、豪州はなかなかボールをつなぐことができず、1トップのナバウト(11番)はどうしても孤立する場面が目立ちました。

試合はかなり早く動きました。縦パスを受けたヨルゲンセンがヒールキックで落としたボールに、エリクセンがうまく反応して抑えたシュートを放ち、ゴール左に刺さり前半7分で先制します。これで攻めなければならなくなった豪州ですが、サイドのレッキー(7番)、クルーズ(10番)までは回せるものの中の選手が足りない悪循環でした。

そんな試合を動かしたのは、今大会から採用のVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)でした。豪州のセットプレーからのヘディングが、デンマークFWポウルセン(20番)の手に触れたというビデオ判定が出てPKになり、これをジェディナック(15番)がGKを逆を突いて決めて1-1の同点に追いつきます。

後半は両チームともに攻めに出て、GKがファインセーブでしのぐという互角の展開になり、試合はそのまま1-1で引き分けました。今大会、VARの影響でPKが多くなっており、できるだけゴール前のセットプレーは与えたくないです。おそらく、厳密にファウルを取れば多くの場面がPKなのだろうと、今さらながら気付いた思いです。


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