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リスクマネジメント(1/12U-23日本対シリア)

2020-01-13 10:08:37 | ワールドサッカー
昨日のU-23日本代表のシリア戦は、1-2で敗れて1次リーグ敗退が決まりました。この結果は深刻なもので、五輪金メダルを目指すという森保監督の言葉が説得力を持たないものになります。この大会は、開催国で出場権を持っている日本以外にとっては東京五輪の最終予選で、目指すもののない日本の準備状態などがどうだったかとの疑問も出てきます。

試合内容ですが、シリアに対して高い位置からボールを取り返して攻撃を継続したいというゲームプランは見えてきました。シリアは4-2-3-1で入りたい様子でしたが、次第に両サイドハーフが自陣に押し込まれて6-3-1のような布陣になり、日本にとってはリスクマネジメントをしっかりやりながら連続攻撃を続けたいところでした。

しかし、そのリスクマネジメントをいきなり失敗します。シリアのカウンターで与えたCKから、ニアで相手FWに合わされたボールに対し、相手5番が頭でシュートを打ちに行ったボールを町田が足でクリアしようとして、危険なプレーを取られてPKになります。このPKを9番に決められて、前半10分でビハインドを追う苦しい展開です。

それでも、この日ボランチで起用された齊藤が相手の攻撃をうまくカットして、サイドの橋岡と相馬に回して攻めるという日本のゲームプランは見えてきます。同点ゴールは相馬で、一旦シュートに行ったボールが相手DFに当たって跳ね返ったところを再度シュートして決まったものです。シリアがFWに1枚しか残していないので、最終ラインに3人は要らないと割り切る攻撃も、後半は見せてきました。

もっとも、DFの攻撃参加は諸刃の剣でもあります。確かに、ストッパーの町田や岡崎が上がって行くと、シリアのマークは運動量が落ちていて付けませんでした。そういうときはシュートで終わることが必要ですが、この日の日本は前の選手が「パスのためのパス」になってしまい、特にFWの上田は思い切りの悪さが目につきました。

その中途半端な攻撃は、最悪の形で表に出てしまいました。DFの町田と岡崎が上がっていたタイミングで食らったカウンターに、日本の戻りは遅れ、相手21番のドリブルからのゴールで1-2と勝ち越されそのまま敗れました。またもリスクマネジメントで失敗した、進歩のない敗戦で、このメンバーでは五輪本大会は戦えないと危機感も出てきます。何か、手が打たれるかもしれません。

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