
今日は浦和のナビスコ杯ですが、埼玉スタジアムに行くので、翌日が仕事の日の即日更新は例によって勘弁していただきます。穴埋めネタで、W杯アジア最終予選の最終戦、韓国対イランを取り上げます。
韓国は今までカタール戦、ウズベキスタン戦を見たイメージと大体同じで、196cmのFWキム・シンウク(18番)のポストプレーが頼りのチームです。この「電柱」は機能するときとしないときがあり、勝たなければいけないW杯予選でこういうパワーサッカーに頼っていいのかという議論は、おそらく韓国国内ではあると思います。
この試合では、韓国はFWにベテランの李東国(20番)を入れて2トップで戦っており、李東国もパワー系FWということでキム・シンウクが駄目でも李東国がいるという保険を掛けた采配だと思います。また、プレミアリーグ、ボルトンのMF李青龍はベンチスタートで、ドイツのハンブルガーSVで12点を取っているソン・フンミン(9番)をMFで起用してきました。
韓国は現役Jリーガーや元Jリーガーが多く在籍するチームで、右SBキム・チャンス(15番、柏)、CB金英権(22番、元FC東京)、ボランチのチャン・ヒョンス(2番、FC東京)に途中出場のFWイ・グノ(11番、元G大阪)、キム・ボギョン(7番、元C大阪)と、そういえばいたなと思い出す名前ばかりです。
Jリーグがアジア枠を導入したときに、韓国人が大量に流れ込み、「Jリーグは韓国代表を育てているようなもの」と言われましたが、ここまでたくさんいるとその通りになったと言わざるを得ません。
対するイラン代表は、ダエイやアジジがいた90年代はパワーもスピードもありましたが、今のイラン代表はカウンターサッカーのチームです。この試合は1-0でイランが勝ちましたが、シュート数は韓国14本に対し、イランはわずか1本と試合の内容では大差がありました。
しかし、それでも勝ってしまえるところはサッカー強国イランの奥の深さで、たった一回の縦パスでグーラルネジャド(16番)を走らせたチャンスに、DF金英権がトラップミスした絶好機を確実に決めたイランはリードしました。イランといえば、1998年フランスW杯予選で、負傷を装って時間稼ぎをしたGK、アベドザデーを思い出しますが、今のGKもその伝統?は受け継がれています。
もっとも、このGKはセットプレーからの韓国の絶好機(金英権のボレー)をファインセーブで防いでおり、こういうカウンターサッカーを機能させるには守備の充実は不可欠なところを存分に発揮しました。韓国は試合には敗れましたが、ウズベキスタンを辛くも得失点差1点でかわしてW杯出場を決めました。
クリリンさん情報では、この敗戦で観客は激怒したらしいですが、映像は残念ながらすぐにウズベキスタンに切り替わってしまい、その荒れ具合は映像ではわかりませんでした。そういう情報は現地にいたからこそなので、本当にありがたい情報だと思います。
韓国は今までカタール戦、ウズベキスタン戦を見たイメージと大体同じで、196cmのFWキム・シンウク(18番)のポストプレーが頼りのチームです。この「電柱」は機能するときとしないときがあり、勝たなければいけないW杯予選でこういうパワーサッカーに頼っていいのかという議論は、おそらく韓国国内ではあると思います。
この試合では、韓国はFWにベテランの李東国(20番)を入れて2トップで戦っており、李東国もパワー系FWということでキム・シンウクが駄目でも李東国がいるという保険を掛けた采配だと思います。また、プレミアリーグ、ボルトンのMF李青龍はベンチスタートで、ドイツのハンブルガーSVで12点を取っているソン・フンミン(9番)をMFで起用してきました。
韓国は現役Jリーガーや元Jリーガーが多く在籍するチームで、右SBキム・チャンス(15番、柏)、CB金英権(22番、元FC東京)、ボランチのチャン・ヒョンス(2番、FC東京)に途中出場のFWイ・グノ(11番、元G大阪)、キム・ボギョン(7番、元C大阪)と、そういえばいたなと思い出す名前ばかりです。
Jリーグがアジア枠を導入したときに、韓国人が大量に流れ込み、「Jリーグは韓国代表を育てているようなもの」と言われましたが、ここまでたくさんいるとその通りになったと言わざるを得ません。
対するイラン代表は、ダエイやアジジがいた90年代はパワーもスピードもありましたが、今のイラン代表はカウンターサッカーのチームです。この試合は1-0でイランが勝ちましたが、シュート数は韓国14本に対し、イランはわずか1本と試合の内容では大差がありました。
しかし、それでも勝ってしまえるところはサッカー強国イランの奥の深さで、たった一回の縦パスでグーラルネジャド(16番)を走らせたチャンスに、DF金英権がトラップミスした絶好機を確実に決めたイランはリードしました。イランといえば、1998年フランスW杯予選で、負傷を装って時間稼ぎをしたGK、アベドザデーを思い出しますが、今のGKもその伝統?は受け継がれています。
もっとも、このGKはセットプレーからの韓国の絶好機(金英権のボレー)をファインセーブで防いでおり、こういうカウンターサッカーを機能させるには守備の充実は不可欠なところを存分に発揮しました。韓国は試合には敗れましたが、ウズベキスタンを辛くも得失点差1点でかわしてW杯出場を決めました。
クリリンさん情報では、この敗戦で観客は激怒したらしいですが、映像は残念ながらすぐにウズベキスタンに切り替わってしまい、その荒れ具合は映像ではわかりませんでした。そういう情報は現地にいたからこそなので、本当にありがたい情報だと思います。
確かにイランGKの時間稼ぎはやり過ぎの気もしました(笑)
周りの観客は相当イライラしてました。
それからニュースではイラン選手にペットボトルなどを投げたことが問題になってるみたいですが、イラン選手が引き上げた後もしばらく投げ込みは続きました。
勝手な想像ですが、自国代表に対しても怒りはあったはずです。
現場で見てて、あれだけ一方的な試合内容で負けだとサポーターは納得いかないと思います。(一番最初に韓国サポーターのゴール裏から投げ込みがはじまり、その後全体に飛び火しました)
当たり前とはいえ、日本と共通点の多い韓国でも、やはり外国だなと、このエピソードを聞いて思います。日本の国立競技場だったら、こういう負けの後は気落ちして静まり返るだろうと思いますが、怒りを爆発させる反応は外国サッカーの洗礼かもしれません。
クリリンさんも、この経験はいい経験になったと思いますが、私もイタリアのセリエAで、おとなしく試合を見ていたインテルサポの父と娘が、相手が汚いファウルをしたら突然人が変わったような金切り声を出したのを見ました。
周りの文化は違っても、ピッチの中は同じなので、世界中の人が楽しめる娯楽なのは面白いです。