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トルシエの遺産(トゥーロン国際)

2016-05-24 22:32:40 | ワールドサッカー
今、U-23日本代表がフランスのトゥーロンで強化試合を戦っています。この「トゥーロン国際」は若手世代の登竜門として伝統のある大会で、これまで日本はパラグアイ、ポルトガルと対戦しています。世界のいろんなチームとまとめて対戦するには大きなチャンスといえます。

このトゥーロン国際、日本はほぼ毎年のように若手カテゴリーの代表チームを送っていますが、きっかけはトルシエ元監督のコネです。トルシエの率いた、U-20日本代表がナイジェリアのワールドユースで準優勝と結果を出したのが好材料になり、トルシエによれば「弱いチームは参加できない」大会と聞きます。

トルシエ監督の退任から既に14年の時が過ぎていますが、今でも残っているトルシエの遺産です。これに参加できるのは若年層の強化に役立っていますが、最初の年に日本協会が、U-23代表を送りたかったトルシエの希望に反して大学選抜を送ったので、トルシエが激怒した話は覚えています。

この大会は、採算度外視の大会で、バックスタンドのないスタジアムがあるなど観客はほとんど入らないローカル色豊かなものです。おそらく、欧州にはこういう大会を開けるお金持ちがいるのでしょう。ポルトガルの女子サッカーの大会「アルガルベカップ」も、そんなお金持ちの道楽のように思えます。

五輪本番のリオとは環境的には大きく異なりますが、短い期間で多くの試合があることと、異国で長期間過ごすことによる環境面の訓練など、使い道は大いにあります。U-23日本代表にとって、いい強化試合だったとあとで振り返ることができればいいでしょう。

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