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Kobby loves 埼玉&レッズ

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カーリング

2022-02-15 16:37:39 | 他スポーツ
冬季五輪ではちょっと異色のスポーツである、氷上のチェスとも言われる頭脳系の競技、カーリングを取り上げます。8投ずつ氷の上でストーンを滑らせて、中心(ハウス)近くに止めた石の数で点数を競う、野球のようにイニングがあって先攻と後攻があるスポーツです。今回、日本からは女子の「ロコ・ソラーレ」が参戦しています。チームワークが重要なスポーツなので、日本選手権を優勝したチームが日本代表になるルールで行われます。

8投のうち、チームの4人が2投ずつ投げます。後ろに行くほどその重要性が増すので、最後の2投を投げるのは一番上手い選手の「スキップ」です。日本では藤沢五月選手がスキップです。このスポーツはなかなか奥が深く、最初の1,2投では相手が弾き出しにくいようにするためにわざと得点にならないハウスの手前に置く、ガードストーンを置くことが一般的です。

ガードストーンを置くことで、その後ろ側に置いた石を弾き出すことが難しくなるので、その裏側を狙う「カムアラウンド」や、中央に石を置きに行く「フリーズ」など用語も少しずつ頭に入ってきましった。また、カーリングといえば氷上をブラシで掃く動作が印象的ですが、これは掃くことで少し石の滑りを良くして、弱めにショットを放ったときに2,3mほど距離を延ばすために使われます。

もっとも、この競技は常に何かしらミスが起こるもので、日本も時折、どこにも当たらずに外に出るショットや、有効にならない赤いラインを越えることができずに無効になるショットもあります。ミスは相手にも起こるので、そのミスが絡んだチャンスを生かせる、勝負強さが重要なスポーツです。今回の北京五輪では、藤沢選手がデンマーク戦で相手の石を二つ弾き出す、「ダブルテイクアウト」で見事逆転勝利したショットは感動的でした。

ロコ・ソラーレは前回の平昌五輪から2大会連続出場です。前回は北海道弁の「そだねー」が流行語大賞になるなど、ちょっとした話題になりました。前回の3位決定戦のイギリス戦で、相手が日本の石を弾こうとしたショットがミスになって、日本に1点が入る「スチール」になったことで銅メダルになった場面は印象的でした。今回は4勝2敗とまずまずの位置につけており、2大会連続のメダルは期待したいところですね。


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