冬季五輪の花形種目である、スキーのジャンプを取り上げます。この競技は1972年の札幌五輪で、日本男子が金銀銅のメダル独占という快挙を成し遂げ「日の丸飛行隊」と呼ばれた活躍がありました。その後も、1980年八木の銀、1994年団体の銀、1998年の船木、原田の活躍など、日本がこれまで得意としてきた種目です。
今回、注目されるのは女子ジャンプの高梨沙羅選手です。ご存知の通り、彼女はウインタースポーツのW杯最多優勝記録(54勝)を持っており、女子ジャンプという新しい競技で先頭を行く存在です。今年は海外勢が好調で苦戦していますが、五輪の一発勝負ですからピークをうまく持って来れれば金メダル候補であることは間違いありません。
このジャンプという競技は、陸上のように「世界記録」のようなものはなく、常に相対評価のスポーツです。理由はジャンプ台の構造で、これ以上飛ぶと危険な距離を超えないように、風向きによって助走距離を調整しているからです。よく、ジャンプの中継で「ゲートを上げる」というときは、距離が出ていないので助走距離を長くする意味です。
もちろん、傍からはわかりにくいスポーツです。理由は、踏み切りのタイミングと、空中の姿勢で勝負がつくので、どちらも素人の私には見分けられません。生身の人間が、時速100km以上のスピードに乗るだけでも驚異的ですが、そこから1/100秒と言われる最適な踏み切りのタイミングを反射的に見極めるという、想像できない世界です。
また、レジェンド葛西紀明選手の8回目の五輪というのも楽しみにしています。前回、ソチ五輪のラージヒルで銀メダルを取ったときに、これで引退と言わずに「金メダルを取ってレジェンドと言われたい」と明確に平昌五輪での現役続行を宣言していました。その出場を果たし、今回は団体戦でメダル候補に挙げられています。
同世代の自分にとって、この年齢で世界と戦える選手がいることが、励みになります。自分も、レベルは低いですが市民ランナーとして復活を目指すのは、葛西選手がいるからです。ちょっと、特別な思いでジャンプ競技は見ることになるでしょうね。
今回、注目されるのは女子ジャンプの高梨沙羅選手です。ご存知の通り、彼女はウインタースポーツのW杯最多優勝記録(54勝)を持っており、女子ジャンプという新しい競技で先頭を行く存在です。今年は海外勢が好調で苦戦していますが、五輪の一発勝負ですからピークをうまく持って来れれば金メダル候補であることは間違いありません。
このジャンプという競技は、陸上のように「世界記録」のようなものはなく、常に相対評価のスポーツです。理由はジャンプ台の構造で、これ以上飛ぶと危険な距離を超えないように、風向きによって助走距離を調整しているからです。よく、ジャンプの中継で「ゲートを上げる」というときは、距離が出ていないので助走距離を長くする意味です。
もちろん、傍からはわかりにくいスポーツです。理由は、踏み切りのタイミングと、空中の姿勢で勝負がつくので、どちらも素人の私には見分けられません。生身の人間が、時速100km以上のスピードに乗るだけでも驚異的ですが、そこから1/100秒と言われる最適な踏み切りのタイミングを反射的に見極めるという、想像できない世界です。
また、レジェンド葛西紀明選手の8回目の五輪というのも楽しみにしています。前回、ソチ五輪のラージヒルで銀メダルを取ったときに、これで引退と言わずに「金メダルを取ってレジェンドと言われたい」と明確に平昌五輪での現役続行を宣言していました。その出場を果たし、今回は団体戦でメダル候補に挙げられています。
同世代の自分にとって、この年齢で世界と戦える選手がいることが、励みになります。自分も、レベルは低いですが市民ランナーとして復活を目指すのは、葛西選手がいるからです。ちょっと、特別な思いでジャンプ競技は見ることになるでしょうね。