月曜日の夜、スポーツニュースから嬉しい知らせがありました。それはスキージャンプの「レジェンド」葛西紀明選手が、ノルウェーで行われたW杯のフライングヒルで2位に入り、自身が持つW杯最年長表彰台記録をさらに44歳9か月と更新しました。
運も多少は味方したようで、葛西本人によれば2回目のジャンプは「途中から風を受けてどんどん浮き上がるような感覚だった」と風にうまく乗れたことは認めています。それでも、フライングヒルはラージヒルよりさらに距離が出るジャンプ台で、生身の人間が240mを飛ぶという、ありえないような感覚の競技です。
葛西にとってフライングヒルは相性が良く、何度かフライングヒルで表彰台に乗っています。その要因としては、葛西のジャンプが、跳ぶときの踏み切りのタイミングを合わせるのがうまいという特徴を持っているからでしょう。ノーマルヒルよりラージヒル、フライングヒルと進むに従って最適なタイミングは短くなるので、タイミングを外せば欧州トップ選手でも失速することが起こり得ます。
それでも、この結果を生んだのは、葛西自身のトレーニングもあるでしょう。今季は最高で10位、1回目で30位に入れず2回目に進めないことも何度かあった不振の葛西でしたが、腐らず遠征中でも毎朝走るなど、自分にできることを確実にやり続けたことが生んだ結果だったと思います。
もちろん、葛西がW杯に出続けていることも評価したいです。W杯に出るためには日本でトップレベルの選手でなければならず、その位置を19歳で初めて五輪に出てから44歳の現在まで一度も譲っていません。44歳といえば、中年で、一般人だとメタボが気になる年齢ですが、これだけ鍛えられるものなのですね。
レジェンド葛西には、多くの海外選手が憧れると聞きます。「憧れるが真似はしたくない、44歳になったら引退する」というのが海外選手の本音と聞きますが、そんな選手が当たり前のようにピョンチャン五輪にも出る勢いなのは、日本にとっても誇りと言っていいのではと思います。
運も多少は味方したようで、葛西本人によれば2回目のジャンプは「途中から風を受けてどんどん浮き上がるような感覚だった」と風にうまく乗れたことは認めています。それでも、フライングヒルはラージヒルよりさらに距離が出るジャンプ台で、生身の人間が240mを飛ぶという、ありえないような感覚の競技です。
葛西にとってフライングヒルは相性が良く、何度かフライングヒルで表彰台に乗っています。その要因としては、葛西のジャンプが、跳ぶときの踏み切りのタイミングを合わせるのがうまいという特徴を持っているからでしょう。ノーマルヒルよりラージヒル、フライングヒルと進むに従って最適なタイミングは短くなるので、タイミングを外せば欧州トップ選手でも失速することが起こり得ます。
それでも、この結果を生んだのは、葛西自身のトレーニングもあるでしょう。今季は最高で10位、1回目で30位に入れず2回目に進めないことも何度かあった不振の葛西でしたが、腐らず遠征中でも毎朝走るなど、自分にできることを確実にやり続けたことが生んだ結果だったと思います。
もちろん、葛西がW杯に出続けていることも評価したいです。W杯に出るためには日本でトップレベルの選手でなければならず、その位置を19歳で初めて五輪に出てから44歳の現在まで一度も譲っていません。44歳といえば、中年で、一般人だとメタボが気になる年齢ですが、これだけ鍛えられるものなのですね。
レジェンド葛西には、多くの海外選手が憧れると聞きます。「憧れるが真似はしたくない、44歳になったら引退する」というのが海外選手の本音と聞きますが、そんな選手が当たり前のようにピョンチャン五輪にも出る勢いなのは、日本にとっても誇りと言っていいのではと思います。