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点さえ取ればいい(ティム・ケーヒル)

2016-01-11 22:26:12 | ワールドサッカー
今日は休日出勤なので高校サッカーの決勝戦はあとでビデオを見ることにして、オフネタですが、元豪州代表FWティム・ケーヒル選手の思い出です。ケーヒルを生で見た機会は、2009年2月のW杯予選日本対豪州戦(横浜国際)と、2013年6月のW杯予選日本対豪州戦(埼スタ)の二度ですが、特に横浜国際で見たときが印象的でした。

当時から、ケーヒルは足元がうまくなく、パスを出すなどの動きは苦手と理解していました。そんなケーヒルが、代表レベルでプレーできた理由は「とにかく点だけは取る」というプレースタイルです。横浜国際の当時は、たまたま目の前のゴール裏にいたので、ケーヒルのプレースタイルは良く見えました。

彼の点を取る秘訣は、フリーになる技術です。ケーヒルは長い距離を走るタイプではなかったですが、瞬間的に相手のマークを外すスピードでフリーになることができました。もちろん、そのスピードでフリーになった決定機を外さなかったことが、プレミアリーグのエバートンで外国人選手の最多得点記録を作るまでの成功につながった理由です。

もちろん、彼の欠点として、退場が多いことはあります。横浜国際でも、腕を使ってファウルを取られる場面も何度か見られています。何度ファウルを取られても、一度フリーになれば決められるという信念があったのでしょうが、このプレーはカードと紙一重なので、使う立場の監督としては危ない選手でもあります。それがたたって、エバートン時代には重要な試合とされる、リバプールとの「マージーサイドダービー」で二度の退場の経験があるという、不名誉な記録も持っています。

私もサッカーファン歴が長くなってきたので、こういうタイプのFWはいろいろ見てきました。元大宮バルデス、元浦和マリッチ、元浦和エジミウソンあたりは、流れの中では効かなくても、点を取ればいいと割り切っているFWです。日本人だと、基本技術を重視するスカウトをするので、こういうタイプはプロになれないことが多かったです。

しかし、今はJ3までできたのですから、日本人にもこういうタイプが出てくる可能性はあります。下部リーグの得点王から這い上がる、そんな強さを持った日本人を見てみたいと思います。
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