Kobby loves 埼玉&レッズ

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時代を動かした大関(千代大海)

2015-07-13 22:02:51 | 他スポーツ
夏場所のときに、何枚か撮っていた土俵下の勝負審判の親方衆から、元大関千代大海の佐ノ山親方の思い出です。千代大海は優勝3回、大関在位65場所の最長タイ記録を持つ、歴史に名を残した大関でした。

ただ、素直に千代大海が強かったかというイメージかといえば、そんなことはありません。千代大海のような突き押しの上位は、当時はいなかったので、格下に強く序盤を8連勝や7勝1敗で乗り切ることが多く、はまれば快進撃もありましたが、ワースト記録のカド番13回をどう評価するかは意見が分かれると思います。

大関としては不名誉な、カド番の7勝7敗(把瑠都に勝って辛くも脱出)や、皆勤した大関のワースト記録の2勝13敗もあります。それでも、大関が最高位の力士は、どうしても晩年のカド番の連続のイメージが強くなってしまうもので、強かった時期は確実にあった大関だと思います。

一番印象に残っているのは、初優勝のときです。当時、関脇だった千代大海は、千秋楽を前に横綱若乃花を星の差一つで追う展開でした。運命のいたずらで、千代大海と若乃花の一番は千秋楽に組まれました。千代大海は、本割、決定戦を連勝すれば逆転優勝できる条件でした。

当時はラジオ中継を聴いていたので、残念ながら取組内容までは覚えていませんが、本割を勝った千代大海は、決定戦に勝負を持ち越します。その決定戦、立ち合いから押し込んだ若乃花の完勝のような内容でしたが、土俵際でもつれて物言いがつき、協議の結果取り直しになります。

その取り直し一番を勝利した千代大海は、見事優勝と大関昇進を勝ち取ってみせました。少年時代は不良で、九重部屋に入門したときは頭に剃り込みが入っており、九重親方(元千代の富士)は「そんな頭では入門は許さない」と言い、千代大海が坊主頭に剃ってようやく入門が許されたエピソードがあります。

しかし、ただの不良ではなく、大相撲の激しい稽古に耐えられる根性があった、強い男でした。おそらく、千代の富士の定年後は九重部屋を継ぐと思いますが、弟子を育てることを期待したいですね。
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鄭大世、清水入り

2015-07-13 18:28:34 | 他チーム
最近のサッカーニュースでは、柏FWレアンドロの神戸移籍と、水原(韓国)FW鄭大世の清水移籍が話題でした。今回は鄭大世を取り上げます。鄭大世は元川崎Fのストライカーで、体の強さで相手に競り勝つポストプレーヤーです。スピード型はシーズン途中でコンビネーションを合わせるのは難しいと判断して、アーリークロスでも競り勝てる鄭大世の得点力に期待した獲得でしょう。

鄭大世は、12日まで水原との契約が残っていたので、土曜日の神戸戦には出ていませんでした。水曜日の試合から出場可能です。清水は鄭大世自身の得点のほかに、鄭にマークが集まることによる大前の得点にも期待しているでしょう。

鄭大世はご存知のように、朝鮮民主主義人民共和国(以下共和国)の代表FWですが、在日韓国朝鮮人の特別枠で外国人枠に入りません。ただ、川崎時代の力を今でも維持しているかは、懐疑的です。理由は、アジア3次予選や東アジアカップ、アジアカップで見た共和国代表での彼のプレーが良くなかったからです。

もちろん、共和国の代表戦には負傷明けで出場していたことが多かったので、ベストコンディションを取り戻していれば活躍の可能性はあります。どうしても残留したい最下位清水にとっては、重要な勝負手です。

もちろん、川崎時代は本当にいい選手でした。ジュニーニョ、マギヌン、中村憲剛らいい選手がいて、堅守速攻のスタイルを確立していた川崎では、彼は一人異質なキャラクターでした。たとえチームが劣勢でも、ロングボールに競り勝って決勝点を得て勝利した試合もあります。

印象的なのは、ドイツのボーフムに移籍して川崎を去るときの退団セレモニーです。彼の風貌を「単純明快な容姿(PCの顔文字で書ける)」と紹介していたのは大爆笑でした。本人も気に入って自分のブログで使っていたと聞きます。

そんな川崎サポに愛された彼が、敵として等々力に来たらどんな反応なのだろうと、直接対決を注目しています。
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