Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

山形戦プレビュー

2015-07-12 16:08:26 | 浦和レッズ
昨日の松本山雅戦の勝利の余韻が残っていますが、J1は水曜日にも試合があり、浦和はアウェイの山形戦です。山形は盆地特有の気候で、夏場は相当暑く、浦和にとっては決して相性のいいアウェイ戦ではありません。

昨日の山雅の6-3-1にも驚きましたが、今度の石崎監督も策士で、何か変わったことをやってくる可能性はあります。柏時代に、全然動かないフランサを機能させて、上位に躍進させた実績もあるベテラン監督です。当時のノウハウを知る、李忠成が浦和にいるので、李経由で多少は情報も入っているとは思いますが。

山形といえば、元浦和GK山岸範宏が在籍しています。開幕直前の特番で、「プレーオフで昇格したチームの残留の例はない」と自分でジンクスを認めていましたが、今季は残留争いは混戦になっており、山形にも十分残留の目は残っています。それを実現するのが山岸の使命になると思います。

前回の埼玉スタジアムでの対戦では、山形は5-3-2という布陣でした。5バックで引くのはどこのチームもやってくる浦和対策ですが、アンカーにアルセウを置いて、アルセウが散らしたボールにサイドのMFが上がって攻撃に絡むという、攻撃にも枚数を割けるサッカーで浦和を苦しめました。阿部勇樹のミドルシュートが出て辛くも1-0で勝ちましたが、この相手の策は印象に残っています。

浦和はこの山形の暑さで、足が止まるのが怖いです。特に、1トップ2シャドーの興梠、武藤、梅崎は皆、機動力で勝負するタイプなので、山形盆地の暑さで足が止まると攻撃が機能しなくなる恐れがあります。思い切って1トップにズラタンを置いて、早めのクロスで勝負しても面白いと思います。

山形のキーマンはディエゴです。彼は東京V時代に、今のブラジル代表MFフッキ(現ゼニト・サンクトペテルブルク[ロシア])と一緒にプレーしています。日本人選手は信頼できないと、強引にどんどんドリブルで持ち込んでいたフッキが、唯一心を許していた味方がこのディエゴでした。どちらかといえばトップ下タイプですが、シュートレンジも長く、ワンチャンスで決める力を持っていると思います。
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敵将反町監督の「6-3-1」(7/11山雅対浦和)

2015-07-12 13:26:45 | 浦和レッズ
昨日の浦和レッズのアウェイ、松本山雅戦はテレビ観戦でした。チケットが10分で完売するほどの注目カードでしたが、確かに浦和の応援もテレビ越しですが響いてきました。

試合は敵将、反町監督の手が驚きでした。浦和の攻撃時の布陣、4-1-5に対抗するために、5バックにしてくるチームはよく見ますが、山雅は5バックの後ろに、フリーマンの安藤(36番)を置く、6-3-1という超守備的な布陣で入ってきました。おそらく、前半は0-0で耐えて、勝てそうな展開になったらベンチにいるオビナ(9番)を投入しようという考えなのでしょう。

そういう意味では、その6バックの山雅から、武藤のゴールで先制しておいたことは効いてくると確信しました。もし、相手が中途半端に出てくれば、大量得点も狙えそうと思ったからです。このゴールは、相手左アウトサイドの17番が関根をマークしていたので、関根を内に絞らせて空いたスペースに森脇が飛び出したのが効いた、ミシャの狙い通りの手でした。

しかし、山雅は6バックを変えませんでした。前半は0-1でもいいと割り切って、興梠、武藤、梅崎にはスペースを与えないという厳しいマンツーマン守備でした。興梠はこの守備に徹底的に消され、武藤もいつものように引いて受ける形が難しいと判断したミシャは、あえて前線を思い切ってシャッフルして、梅崎をボランチにしたり武藤を右アウトサイドにしたり相手の混乱を狙いました。結果的にはこの手が効かなかったことが、このゲームの苦戦の理由になります。

後半、浦和はマークされていない柏木をうまく利用して、柏木の突破から興梠のゴールで2-0とします。これで、山雅は切り札オビナを出さざるを得なくなります。オビナは確かに強いFWですが、スピードがないのでカウンターを恐れる必要はないと、余裕で見られると思っていました。

ここからが、山雅の浦和対策の真骨頂でした。浦和がセットプレーに比較的弱いこと、オビナにはポストプレーでキープさせること、カウンターは前田を使うことと、徹底した対策で浦和から酒井のゴールで1点返し、なおもセットプレー主体で攻めました。まさかここまで苦しむとはという試合になりましたが、何とか逃げ切って2-1で勝利します。

これからは、相手がどんな対策を立ててくるか、それでこんな冷や汗ものの試合を見ることになるかもしれないと、そんな覚悟を持った2ndの開幕戦でした。
コメント (3)
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